データ復旧事例

長田 DRIVESTOR接続できない｜他社不可でも諦めないデータ復旧事例

投稿日：2025.06.20 更新日：2025.06.20

メーカー：ASUSTOR(アサスター)製
型番：DRIVESTOR 4 AS1104T　容量：4TB×4
症状：アクセスできない
障害：物理障害
期間：7日

長田区 DRIVSTOR データ復旧事例：お問合せ内容　

神戸市長田区で介護事業を営む法人様より、「事業所のDRIVESTOR（4TB×4構成）に急にアクセスできなくなった」とのご相談をいただきました。状況を詳しく伺うと、事務所内だけでなく、別の事業所からもVPNを通じて重要な書類や利用者データを保管・共有しており、日々の業務に欠かせないシステムだとのこと。他社にも相談したが、即日対応や高難易度の障害への対応は難しいと断られ、業務継続のため一刻も早く復旧が必要だという切実なご要望でした。

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長田区 DRIVSTOR データ復旧事例：診断結果のご案内

お預かりしたDRIVESTOR本体と4台のHDDを専用のクリーン環境で初期診断したところ、1台は内部部品の損傷による重度物理障害が判明しました。また、別の1台には不良セクタが多発し、正常な読み書きが困難な状態でした。残り2台は通電できましたが、いずれもRAID構成上、HDD障害が複数同時に発生したことでシステム自体が停止している状態でした。

長田区 DRIVSTOR データ復旧事例：復旧作業

復旧作業は、障害のレベルに合わせた慎重かつ高度な工程を踏みました。重度物理障害のHDDについてはクリーンルーム内で分解し、ドナーとなる同時期に製造された同型番の正常動作品から移植し内部ヘッドを交換。精密な調整の後、データ復旧専用機器に接続し、何度も磁気ヘッドを調整しながらもれなくデータの読み取りを試みました。もう1台の不良セクタ発生ディスクについても、専用機器のエラーリトライ制御やセクタごとのスキップ機能を使い、極力精度を落とさず高品質なクローンディスクを作成しました。

さらに、既存2台と最新データが保存されていたクローンHDDの3台を組み合わせ、仮想RAIDをソフトウェア上に構築。RAID内部のデータ領域を高度に解析し、最も新しいファイルや重要書類を含むディレクトリ構造ごと、データを確保することに成功しました。こうした作業は市販ソフトでは実現できず、専門知識と専用機器、ノウハウが必須となる点が当社の強みです。

長田区 DRIVSTOR データ復旧事例：作業結果

データは無事に復旧でき、最新の介護記録や帳票、各種申請書など重要なファイルも欠損なくお返しすることができました。納品の際には「まさか重度障害でもここまで完全に戻るとは思っていなかった」とご担当者様から安堵と感謝のお言葉をいただき、当店としても復旧の達成感を実感しました。復旧データの一部をチェックいただいた際、「他の復旧会社では“無理”と断られたので本当に助かりました」とのお声もいただいております。

長田区 DRIVSTOR データ復旧事例：技術員より

RAIDシステムは「冗長化されているから安全」と思われがちですが、複数台のHDDに同時に障害が発生すると今回のような致命的トラブルとなるケースが少なくありません。特に24時間稼働の環境や複数拠点で共有している場合は、日常的なバックアップ運用が必須です。また、HDDに異音や認識不良など少しでも違和感を感じた時は、早めに専門業者へご相談いただくことをおすすめします。自己流でのリビルドや通電の繰り返しは、さらなるデータ損失を招くリスクがあります。

長田区 DRIVSTOR データ復旧事例：まとめ

今回の長田区介護事業所様の「DRIVESTOR接続できない」トラブルは、重度物理障害・不良セクタと複雑なRAID構成という、難易度の高い事例でした。当社では、最新のデータ復旧専用機器と専門技術者による精密作業で、最重要データまでしっかり救出することができました。大切なデータのトラブルでお困りの際は、どんな状態でも諦めずに一度ご相談ください。迅速かつ最適な方法で解決をサポートいたします。