データ復旧事例

神戸駅LANDISK緊急復元依頼｜HDD交換後のLANDISK障害から顧客データの復旧に成功！

投稿日：2025.06.10 更新日：2025.06.10

メーカー：I-O DATA（アイオー・データ）製
型番：LANDISK HDL4-Z19SATA-8　容量：2TB×4
症状：アクセスできない
障害：複合障害
期間：4日間

神戸駅LANDISK緊急データ復旧事例　お問合せ内容　

神戸駅近くに事務所を構える法律事務所様より、業務用NAS（I-O DATA製 LANDISK HDL4-Z19SATA-8）の障害についてご相談をいただきました。ある朝、NAS本体からブザー音が鳴り、前面のランプが赤く点灯。すぐに導入業者に連絡し指示通り故障ディスクの交換を行いましたが、再構築中にリビルドが失敗。以降、LAN上からLANDISKにアクセスできなくなったとのことでした。

バックアップも存在していたものの、重要な案件関連のファイルが含まれていた増分バックアップの一部が破損しており、利用できない状態。進行中の訴訟案件や顧客対応文書など、今まさに必要なデータの取り出しが急務という切迫した状況の中で、当社へ緊急対応のご依頼をいただきました。

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神戸駅LANDISK緊急データ復旧事例　診断結果のご案内

お持ち込みいただいたLANDISKは、4台の2TB HDDを搭載したRAID5構成のモデルでした。専用の診断機材にて各ディスクを検査した結果、物理的な障害は確認されず、すべてのHDDから読み取りは可能な状態でした。

しかし、RAID情報の不整合により論理的な破損が発生しており、リビルド中にRAID構成が崩れたことで、ファイルシステムのマウントが不可能になっている状態でした。再構築の誤操作が原因で、ディスク順序の誤認や一時的なRAID崩壊が発生していた可能性が高いと判断しました。

神戸駅LANDISK緊急データ復旧事例　復旧作業

まず、LANDISK特有のRAID構成を分析し、正確なディスク順とストライプサイズ、パリティ構成を解析しました。独自のRAID5パラメータを用いて、仮想RAIDを再構築し、破損したファイルシステムを解析しました。論理障害箇所の特定と修復を行い、ファイルテーブルを再構成。さらに、フォルダ階層とファイル名情報を保ったまま、重要度の高いファイル群から順にデータ抽出を実行しました。

その結果、約3日後には、最も必要とされていた顧客関連文書・進行中の案件ファイル・共有スケジュール表など、99%以上のデータが判読可能な状態で抽出されました

神戸駅LANDISK緊急データ復旧事例　作業結果

データは、別の外付けHDDに復旧データを保存して納品。事務所スタッフ様と復元内容をその場で確認いただき、問題なく開けることを確認。作業を終えた後、代表の弁護士先生から「今すぐにでも必要なデータが無事戻って本当に助かりました。即日対応は他では断られたので、貴社にお願いして正解でした」と感謝の言葉をいただきました。

お客様から「急ぎの案件だったので、復元されたという報告を聞いたときは思わず拍手してしまいました」と笑顔で仰っていただき、私たちも大変うれしく思いました。