データ復旧事例

長田特急データ復旧事例｜アクセスできないTeraStationから提出期限が迫っている業務データを無事復旧成功！

投稿日：2025.04.23 更新日：2025.04.23

メーカー：バッファロー(Buffalo)製
型番：TeraStation　TS5210DF00502 　容量：2TB×2
症状：アクセス不可
障害：物理障害
期間：4日間

長田特急データ復旧事例　お問合せ内容　

工場事務所内で事務的なデータや図面や画像などを保管しているテラステーションですが、今朝出社するとフォルダに接続できなくなっていました。NasNavigatorで確認するとハードディスク2台とも障害が発生しているようです。ミラーリングしていたのですが2つとも壊れているみたいです。メーカーに確認するとハードディスクのデータ復旧が必要であると言われました。メーカーだと時間が掛かる様で近くにすぐに見てもらえる復旧業者さんが無いかと思い探したところクイックマンさんを見つけました。昨年の図面データと経理関連のデータがどうしても今週中に必要なので、なんとか復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

長田特急データ復旧事例　診断結果のご案内

お急ぎで必要なデータが入っていると言う事でまずはデータ復旧専用機器でハードディスクの診断を行いました。Windowsやlinux、Mac等のパソコンではアクセスできない場合でも専用機器からだとアクセスできる事が出来ます。

2台のハードディスク内に不良セクタと呼ばれる障害がいくつも発生している事が分かりました。ミラーリングでご利用になっていると言う事ですので次に二つのハードデイスクの比較を行いました。RAID1で構成されていると一つのハードディスクに書き込まれたデータがもう1台のハードディスクにも書き込まれます。これをミラーリングと呼び二つのハードディスクは同じデータが存在しているはずです。

不良セクタが発生していないデータ領域の一部をそれぞれのハードディスクから回収し解析し見ると、同一のファイル名であるにもかかわらず更新日に差異がありました。この為1台は今回アクセスが出来なくなるタイミングより以前に動作していない状態でだったと思われます。その時点でエラーランプやビープ音も発報していたかと思いますが、テラステーション自体を事務所から離れた場所に設置していた為気づいていなかったのではと考えました。

ミラーリングの場合、1台のハードディスクが壊れてしまってももう1台はそのまま動作し続けます。壊れたハードディスクと同時期に製造され同じように動作していたと思われるもう1台のハードディスクも今回のタイミングで不良セクタが拡大してしまい認識できなくなり、突然アクセスできなくなったと判断しました。

長田特急データ復旧事例　復旧作業

上記内容をお客様にお伝えし、物理障害の対応が必要であることをご案内しました。お客様より「4日で復旧して頂きたい」と強いご要望を頂きました。お客様の表情から差し迫った業務があると伺えました。内部の不良セクタがどの程度発生しているかによって、かかる時間も復旧できるファイル数も変わって来る事をご案内しました。その上で毎日朝夕に定時進捗連絡を差し上げる事と、何か変化などがあれば随時ご連絡すると言う事で復旧依頼を頂戴しました。早速作業に取り掛かります。

まずは専用機器を使って新しいデータが保存されたハードディスクのクローニングから行います。ハードディスク内で復旧作業を直接行うと万が一さらに障害が広がってしまうと完全に復旧できなくなることになります。データ保全の為時間は掛かりますがクローン作成が必要になります。ただ急いでクローニングを終わらせないといけないものの、精度の高いクローニングでないと意味はありません。最初に不良セクタが発生していないデータ領域をクローニングします。そして不良セクタが発生している領域を磁気ヘッドの制御や調整を行いながらクローニングします。結果、99.99%以上の精度でクローニングする事が出来ました。

次にクローンディスクからお客様が保存されたデータファイルを別のハードディスクへ確保します。確保したデータをランダムに30ファイルほど開いてみたところすべて開く事が出来ましたのでお客様に復旧完了の連絡をし、ご来店頂くようお伝えしました。

長田特急データ復旧事例　作業結果

お客様に来店頂き、喫緊で必要なデータに問題は発生していないかを確認頂きます。結果、フォルダ内すべてのファイルが利用できるものであると喜んで頂けました。お預りからした日を含め3日ですべてのデータを復旧し納品する事が出来ました。お急ぎではない他のデータも確認して頂きました。ファイル数がかなり多いのですべてのファイルを確認して頂く事は出来ませんが、優先度の高いデータを確認頂いた所、すべて問題が無いと仰って頂き安心致しました。

長田特急データ復旧事例　技術員より

メーカー様での復旧作業は時間が掛かる事が多いと聞きます。場合によっては軽度の障害でも1カ月ほどかかると言う事もあるそうです。今回のようなお急ぎの場合もクイックマンでは対応出来る事があります。ご要望に応じて一部データの先行納品なども対応しておりますのでまずはご相談ください。また、納品用HDDのご用意が間に合わない今回の様なお急ぎ対応の際はこちらで納品用媒体をご用意する事も出来ます。お客様のご希望をできるだけ叶える形で対応しておりますので、何か御座いましたら遠慮なくお尋ねください。