データ復旧事例
【最短即日】PRIMERGY TX1310が起動しない!サーバー・VMのデータ復旧事例
「PRIMERGYが突然起動しなくなった…」「再起動したらアクセスできなくなった!」
社内の根幹を支える富士通製サーバー「PRIMERGY TX1310」シリーズ。もし今、システムがダウンしてこのページをご覧になっているなら、絶対にそれ以上の「再起動」や「強制終了」を行わないでください。
内部の仮想サーバー(VM)やデータベースが完全に破損し、取り返しのつかない事態になる恐れがあります。
本記事では、実際に起動しなくなった「PRIMERGY TX1310 M3」から、わずか36時間以内で業務データを完全復旧させた事例と、その裏側にあるプロの復旧技術を解説します。
📊 復旧事例の概要
- メーカー・型番: 富士通製 PRIMERGY TX1310 M3
- お客様: 大阪府守口市 法人様(製造業)
- 障害状況: 動作が不安定になり、再起動後にOSが起動不能に。内部の5つの仮想サーバー(VM)にアクセスできない。
- 障害レベル: 物理障害(不良セクタ・RAID崩壊)
- 復旧期間: ご相談から36時間以内(特急出張対応)
目次
- 1. PRIMERGY TX1310シリーズの特徴と「突然の起動不良」の原因
- 2. お客様からのSOS:仮想サーバーが全滅し業務が完全停止
- 3. 現地での初期診断:不良セクタによる物理障害とRAID崩壊
- 4. 復旧の壁!RAID5のズレを見抜く高度な再構築技術
- 5. 復旧結果:36時間以内で99%以上のVMデータを抽出・起動確認
- 6. サーバー復旧に関するよくあるご質問(FAQ)
- 7. まとめ:サーバー障害時は「何もしない」が最善の初動
1. PRIMERGY TX1310シリーズの特徴と「突然の起動不良」の原因
富士通の「PRIMERGY TX1310」シリーズ(M3等)は、高い静音性とコストパフォーマンスを誇り、中小企業のファイルサーバーや仮想環境(VM)のベースとして絶大な人気を持つタワー型サーバーです。
しかし、「安定して静かに動きすぎる」がゆえに、内部のハードディスク(HDD)が経年劣化を起こしていてもエラーに気づきにくいという落とし穴があります。
「最近システムが少し重いな…」と感じた時点で既にHDDに不良セクタ(読み書きできない傷)が発生しており、良かれと思って行った「再起動」がトドメとなってRAIDが崩壊し、OSが立ち上がらなくなるケースが非常に多く発生しています。
2. お客様からのSOS:仮想サーバーが全滅し業務が完全停止
今回ご依頼いただいた大阪府守口市の製造業様も、まさにこのケースでした。
「社内システムの挙動が不安定だという報告を受け、PRIMERGY TX1310 M3 を再起動したところ、それ以降まったく起動しなくなってしまった」とのご相談です。
サーバー内には仮想環境が構築されており、5つの仮想サーバー(VM)が稼働していました。これらすべてにアクセスできなくなり、工場の業務が完全にストップしてしまったため、一刻も早いデータ復旧が必要な緊急事態でした。
3. 現地での初期診断:不良セクタによる物理障害とRAID崩壊
業務完全停止の緊急事態であったため、ただちに診断用機材を持参し、お客様のオフィスへ緊急出張いたしました。
現地でサーバーのHDD(4台構成)を1台ずつ初期診断したところ、「2番のHDD」に不良セクタが多数発生しており、物理障害を起こしていることが判明しました。
この状態で無理に通電や再起動を繰り返すと、仮想サーバーのデータ自体が破損し、永久に復旧できなくなるリスクがあります。お客様に状況と重症化のリスクをご説明し、サーバーをお預かりしてクリーンな環境での特急復旧作業へ移行することとなりました。
4. 復旧の壁!RAID5のズレを見抜く高度な再構築技術
自社ラボへ持ち帰り、まずは専用機器で物理障害を起こしている2番HDDのクローン(安全な複製)を作成。全体の98.5%の領域を無事に抽出しました。残りの3台のHDDもクローン化し、これらを使ってRAID5の再構築を試みます。
ここで、サーバー復旧特有の大きな壁に直面します。
通常のセオリー通りにRAID5を組み上げ、内部の仮想サーバーを展開したところ、「データが約1年前のもの」になっていたのです。これは、過去に「3番のHDD」がエラーで密かにオフライン(同期外れ)になっていたにも関わらず、システムがそれに気づかず稼働し続けていたため、古いデータと新しいデータが混在してしまったことが原因です。
クイックマンのエンジニアはすぐさまこの矛盾を見抜き、「古いデータを持つ3番のHDDを除外し、残りのディスクのみで仮想的にRAID5を再構築する」という高度なバイパス処理を実行。その結果、見事に「サーバーがダウンする前日」の最新データにアクセスすることに成功しました。
5. 復旧結果:36時間以内で99%以上のVMデータを抽出・起動確認
抽出した最新の仮想サーバー(VM)データ一式を新しい媒体に確保し、すぐにお客様の現地へ納品へ向かいました。
お客様の環境で仮想マシンの展開テストを行っていただいたところ、5つすべてのサーバーがエラーなく正常に起動。業務システムも保存ファイルもすべて完全な状態で確認できました。
ご相談をいただいてから36時間以内、復旧率99%以上という結果で、無事に業務ストップの危機を脱することができました。
6. サーバー復旧に関するよくあるご質問(FAQ)
Q. PRIMERGYサーバーが起動しない・動作が極端に遅い場合はどうすればいいですか?
A. 内部のHDDに不良セクタ(物理障害)が発生している可能性が高いです。再起動や強制終了を繰り返すとRAIDが完全に崩壊しデータが消失する恐れがあるため、すぐに電源を切り、データ復旧専門業者にご相談ください。
Q. サーバー内の仮想環境(VM)のデータも復旧可能ですか?
A. はい、可能です。クイックマンでは高度なRAID再構築技術と仮想環境の解析技術を用いて、破損した仮想ディスク(VHDやVMDK等)からのデータ抽出や展開実績が多数ございます。
Q. サーバーを社外に持ち出せないのですが、出張でのデータ復旧は可能ですか?
A. はい、対応可能です。お急ぎの法人様やセキュリティ都合で持ち出し不可のケース向けに、エンジニアがデータ復旧専用機器を持参し、現地で診断から復旧作業までを行う「緊急出張サービス」をご用意しております。
7. まとめ:サーバー障害時は「何もしない」が最善の初動
PRIMERGY TX1310をはじめとするサーバー機で、不良セクタが原因のトラブルが起きた場合、仮想マシンのデータ(VHDやVMDKファイルなど)は少しの破損でも展開できなくなるという非常にデリケートな性質を持っています。
システムの動作が遅い、または起動しなくなった場合は、絶対に再起動やRAIDのリビルド(再構築)を行わず、そのままの状態で電源を切ってください。
データ復旧クイックマンでは、今回のように「出張での現地診断」や「仮想サーバーの高度な解析」にも対応しております。大阪市内をはじめ、一刻を争う緊急のサーバートラブルでお困りの際は、迷わずプロのエンジニアにご相談ください。
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