データ復旧事例

神戸市東灘区データ復旧事例 – 正常に起動しないI-O DATA製外付けハードディスク HDCZ-UT3Kからデータ復旧に成功（神戸市東灘区　個人）

投稿日：2024.05.01 更新日：2024.05.01

メーカー：I-O DATA製
型番：HDCZ-UT3K　容量：3TB
症状：認識されない
障害：重度物理障害
期間：5日

神戸市東灘区データ復旧事例：お客様より　データ移行中にがフリーズ　その後から正常に起動しない

神戸市東灘区の個人ユーザー様からデータ復旧のご相談を受けました。I-O DATA製のHDCZ-UT3Kと言う外付けハードディスクをご利用との事です。長く使われていて、今年に入ってから読込みに時間が掛かる等調子が悪いとお感じになられていた様です。新しいハードディスクを購入しHDCZ-UT3Kからデータを移行させていた所、移行中にPCがフリーズしたそうです。強制再起動後、HDCZ-UT3Kに電源は入るものの全くアクセスできないとの事です。移行したデータは全体の1/3以下で大事な思い出が詰まった家族写真や動画がたくさん残っているので何とか復旧出来ないかと言う事でした。まずは診断が必要である事をお伝えし、当店までお越し頂くようにご案内致しました。

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神戸市東灘区データ復旧事例：診断結果　　

東灘区からお越し頂き、早速診断を行います。まずはデータ復旧専用機器に接続し、最低限の電圧をかけ起動確認を行いました。通電はするものの異音がする事を確認しました。お客様に「カチャンカチャン」と言う異音にお気づきになられたか伺うとPCがフリーズした後に気が付いたとの事でした。お客様にデータ領域に全くアクセスする事が出来ない事をお伝えし、HDCZ-UT3Kの中にある「磁気ヘッド」と言う部品が故障しており、「プラッタ」と言うデータが書き込まれている部品を読み取る事が出来ず同じところを行ったり来たりしている音である事をお伝えしました。目に見えない様な微細なホコリもハードディスクにとって大きな障害の原因になる為、クリーンベンチ等の設備内での作業が必要である事、また作業自体も非常に難易度の高い作業である事をお伝えしました。重度物理障害である事をご案内し、復旧できる可能性がある事をお伝えすると正式に復旧のご依頼を頂戴しました。

神戸市東灘区データ復旧事例：復旧作業実施　クリーンベンチ内で磁気ヘッドの換装に成功

お預かりしたHDCZ-UT3Kの外装を外し、内蔵ハードディスクをクリーンベンチ内で分解します。交換用の部品についてですが、ハードディスクは修理する事を想定して作られていません。その為交換用の部品が販売されておりません。ですので全く同じ部品が使われている動作品（ドナー）から磁気ヘッドを移植する必要があります。同じ型番であったとしても同じ部品が使われているわけではない為、ドナー選定にも知識が必要となります。また移植の作業についても高い技術力が必要となります。クイックマンには今まで5000台以上のデータ復旧を行ってきた技術員がいますので、難易度の高い作業も安心してお任せください。無事移植が出来たので専用機器に接続し動作確認を行います。異音が消えデータ領域にアクセスする事が出来ました。次に復旧機器を用いてクローンディスクを作成します。精度の高いクローンディスクを作製する為、磁気ヘッドの動作を制御しながら、データを読むため様々な調整を行います。最終的には98%以上の精度でデータを取得する事が出来ました。クローンディスクからお客様からお預かりしたハードディスクにデータを確保します。確保したデータの中からランダムに30ファイルほど開いたところ、3ファイルほど開く事が出来ませんでした。その他のデータはすべて問題なく開く事が出来ました。東灘区のお客様に連絡し、データ確認して頂く様ご案内しました。

神戸市東灘区データ復旧事例：復旧作業の結果　大事な思い出の写真を復旧する事が出来ました

お客様にご連絡し復旧のご確認をお願いすると、今すぐ東灘より向かうとの事でした。再来店頂き現状のご説明をし、早速データ確認をして頂く事になりました。一部開けないデータもありましたがほとんどの写真データが問題なく見られたので非常に喜んで頂きました。お客様からも問題ないと仰って頂いたので納品データが入ったハードディスクをお引渡しし終了となりました。