データ復旧事例

明石市データ復旧事例：他社で復旧に2～3週間掛かると言われたTeraStationから3日でデータ復旧に成功しました！（明石市小売業様）

投稿日：2024.03.26 更新日：2024.03.26

メーカー：Buffalo(バッファロー) 社製
型番：TeraStation (テラステーション) TS3420DN0804　容量:2TB×4
症状：アクセスできない
障害：RAID障害（リビルド失敗）
期間：3日

明石市データ復旧事例：お客様より　リビルド中にHDDに障害が発生した。保存していたファイルが提出期限まで4日しかない

社内でTeraStationを利用しています。用途としては社員の共有フォルダや、事業経営に関する重要な書類を権限管理されたフォルダに保管し利用しています。先日、エラーが表示されHDD1台の交換が必要だった為手順通り進めたのですが、途中からTeraStationにアクセスできなくなりました。本体を確認するとE22のエラーが表示されました。メーカーサポートに連絡するとHDが複数故障している可能性が高いとの事でした。TeraStationの中には4日後に提出しないといけないデータがあり、サポートの担当者にその旨伝えると対応できないと伝えられました。近くで直ぐに対応して頂ける業者を探し連絡しました。何とか3日で復旧して頂く事は出来ませんか、とのご依頼を頂きました。まずは診断が必要な為、当店までお持込頂く様ご案内致しました。

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明石市データ復旧事例：診断結果　リビルド中に他のHDDに負荷がかかり物理障害が発生。

お越し頂きすぐに診断を開始しました。TeraStation内蔵のHDDをデータ復旧専用機器に接続し診断を行います。専用機器であれば普通のPCからではアクセスできないHDDのデータ領域にもアクセスが可能です。交換していたHDDは2番Slotと言う事でした。1番Slotから診断を行います。2番Slotはデータがあまり書き込まれておりませんでした。そして4番Slotに接続されていたHDDに不良セクタが発生している事が確認できました。恐らくはリビルド中に既存HDDへの負荷が高くなり4番Slotに接続されたHDDに障害が発生した為、再構築出来なかったのではと判断しました。4番SlotHDDをクローニングし、その後１・３・４番SlotHDDを使い専用機器上で仮想RAIDを再構築し、中にある保存領域から別媒体へデータを確保すると言う方法でデータ復旧できると診断致しました。

明石市データ復旧事例：復旧作業実施　障害HDDをクローニングし仮想RAIDでリビルド

お客様に上記の内容をご案内しご了承頂けたので作業に取り掛かります。最初に4番SlotHDDのクローン作製を行いました。最初にデータ障害が発生していない保存領域のデータをクローンしていきます。次に不良セクタが発生したデータ領域にアクセスし負荷をかけながら磁気ヘッドを調整し出来るだけたくさんのデータをクローンを作製します。ここが一番時間が掛かるところですが、クローンの精度を高めるため丁寧に作業を行います。最終的には99.99％以上の精度でクローン作製する事が出来ました。次に１・３・４番SlotHDDを専用機器にSlot順に接続し、RAID解析を行いました。RAID5である事が分かりましたのでソフトウェア上で仮想RAID構築を行います。無事仮想RAIDをRAID５で構築する事が出来ました。仮想RAIDのデータ保存領域を確認するとお客様から伺っている4日後に提出期限であるデータが含まれたフォルダを見つける事が出来ました。お客様にご連絡し先行納品の為のデータ確認と納品媒体（USBメモリ）をお持込頂きます。

明石市データ復旧事例：復旧作業結果：撮り直し出来ないデータだった為、大変助かりましたとお褒めの言葉を頂きました。

お客様にご来店頂き早速データ確認をして頂きます。フォルダ内のすべてのファイルですがすべて問題なく開く事が出来たとの仰って頂き、まずは一安心です。お持込頂いたUSBメモリに確保したデータをコピーし先行納品としてお渡しする事が出来ました。先行納品についてはお預りしたその日に納める事が出来たので、お客様は非常に驚かれていました。残りのデータも引き続き対応させて頂き、無事確保する事が出来ました。ランダムにファイルを30ぐらい開きましたがすべて問題なく開く事が出来ました。改めてデータ確認の為にご来店頂き、すべて問題ないとのことで非常に驚いておられて喜んで頂きました。