データ復旧事例

垂水区緊急データ復旧事例：故障したSynology製NAS DiskStationからデータ復旧に成功しました　(神戸市垂水区デザイン業)

投稿日：2024.03.04 更新日：2025.4.23

メーカー：Synology
型番：DiskStation DS218j/JP　HDD:3TB×2
症状：アクセス不可
障害：物理障害
期間：5日

お客様より:

垂水区でデザイン業をやっています。デザイン用の素材や本データなどを保管・管理しているSynology製のNASを誤って倒してしまいました。その後NASのファイルを開こうとしたのですが、電源は入っているのに何故かアクセスできませんでした。本体が壊れたと思いサポートに確認したのですが、ランプ状態が青い点滅の場合は本体の故障の可能性が高いと言われました。トラブルシューティングしてもらいましたが状況はかわらずです。また、サポート期間も切れている事もありデータ復旧についてもSynology側では出来ないとの事でした。

近くで持込で診てもらえる場所を探して行ってみたのものの、その場の診断は簡易的なもので診断結果が出るのに数日かかる事、詳細な診断が必要と言う事で別途診断費用が必要と言われました。最初の会話の内容と変わって来たので不信感があり別の業者さんを探してクイックマンに連絡しました。月内に納品予定のデータがあるので、そのデータを最優先で復旧お願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果:

データがアクセスできなくなったSynologyのDiskStationをお持込み頂きました。DiskStationManagerで確認するもアクセスがやはりできず、本体自体の故障である事が分かりました。次に内蔵ハードディスクの状態を診断します。2台のハードディスクをそれぞれデータ復旧専用機器に繋ぎ診断をかけると、1台はデータ領域にアクセスする事は出来ましたが、不良セクタが発生している事を確認しました。2台目についてはデータ領域にアクセスする事が出来ません。磁気ヘッドが正常に動作していないような異音がする為、倒してしまった際に障害が発生したのかもしれません。またRAID1構成で運用されていたものの、ハードディスク2台とも障害が発生していた為、不調セクタが発生しているハードディスクを物理障害の処置をすることによって復旧できる可能性があると判断致しました。

復旧作業にチャレンジです

その場で依頼頂きましたのですぐに復旧作業を進めていきます。最初に専用機器を使ってお預かりしたハードディスクのクローン作成を行います。そのまま障害発生しているディスク上で復旧作業を行うと、もしさらに障害が発生した際に復旧する事が困難になる為、当店では必ず物理障害が発生しているハードディスクからクローン作製をする事にしています。障害が発生していないデータ領域からクローニングを行い、次に障害が発生している領域をクローニングします。磁気ヘッドの制御やパラメータを調整し、出来るだけ高い精度でクローニングしていきます。最終的に99％以上のデータを取得することができました。

クローンディスクのデータ領域を確認し、お客様の最重要データが存在するのか、フォルダ階層・データ容量・オープン確認、すべて問題なかったことが分かり安心しました。最後にお客様のデータを納品用媒体に確保します。確保後、最重要データの指定があったフォルダからランダムに30ファイルほど開いた所、すべて開く事が出来ました。

復旧作業の結果:

お客様に復旧作業の結果報告とデータ確認の為、再度ご来店頂きました。お客様に実際にデータを確認して頂きました。古い画像データの中でファイル破損の為5点正常に開く事が出来ませんでしたが、最重要データフォルダを含め、他の制作データや素材画像、会社の経理関連のファイルについても問題ないと言う事でこちらでご用意した納品媒体にコピーして納品させて頂く運びとなりました。

担当技術者より:

突然の故障など、不意のトラブルが起こった時にもクイックマンへご相談ください。メーカーのサポートセンターが対応できない場合や、別業者が即日対応できない場合もクイックマンなら対応可能です。今回の様に最重要データや納期のことなどをお伺いできれば、出来るだけご要望に沿う形での復旧作業を行います。気になる事があれば遠慮なく御相談ください。