データ復旧事例

起動できないデスクトップパソコン(Vostro3267)からのデータ復旧(論理障害　広島県尾道市　小売り業)

投稿日：2023.06.20 更新日：2023.06.20

メーカー：Dell製(内蔵：WesternDigital製)
型番：Vostro3297(内蔵：WD10EALX)
症状：起動しない
障害：論理障害
費用：39,800円 (税込43,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

事務作業用のパソコンなのですが、出勤時に電源を入れてログインできるようになるまで開店準備などを行っていたのですが、画面を見るたびに起動中の画面のままだったので様子を見ていたら、くるくる回ってる画面が消えたところで、ほどなくしてDELLのマークが表示されるというのを繰り返していました。販売管理を行っているエクセルや写真のデータがとても重要です。素人がいろいろ触ってデータを出せなくなるのはさらに困るため、プロの方にお願いしたいです。

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診断の結果

データ復旧専用機器にて初期診断を行ってみたのですが、特に物理的な障害を確認することはありませんでした。論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてクローン作業を行い、作成したクローンディスクにてデータ領域へのアクセス確認を行うことにしました。クローン作業の結果、全領域読み出せていたため、データも問題なく読み取れるであろうと思っていましたが、フォーマット情報などがデータレベルで破損しているようで、解析作業が必要な状態でした。解析作業を行って、確認できたデータ全てを一時取得し、デスクトップとドキュメント、ダウンロードフォルダにあるエクセルと写真のデータをそれぞれ20ファイルずつピックアップしてファイルのオープン確認を行ったところ、選択したファイルすべて正常に開けることができました。

復旧作業の結果

データリストと写真データのサムネイルをさくせいしてお客様に確認を行っていただいたところ、すぐにでもデータが欲しいというご要望をいただいたため、復旧成功と判断させていただき、納品用機器にデータの移行を行って復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

論理障害での対応の場合、データ復旧が成功することがほとんどですが、ごくまれにファイル破損等で復旧できなくなってしまっている場合があります。また、クローン作業を行って作成したクローンディスクからデータ領域内にアクセスを行うことで、障害機器からは確認できなかったデータを確認できるようになっていることもよくあります。解析作業を行うことで、確認できなかったデータが何らかの形式で確認を行うことができますが、障害機器内のすべての領域に書き込まれている情報からデータの再構築を行っていくため、過去に削除したデータも元通りになっていることもあります。データ復旧に対して少しでも不安を感じされるようでしたら、ぜひクイックマンをはじめとするデータ復旧専門業者へご相談ください。