データ復旧事例

アクセスができなくなったNAS用ハードディスク(WD40EZRZ)からのデータ復旧(論理障害　大阪府吹田市　販売業)

投稿日：2023.02.10 更新日：2023.02.10

メーカー：WesternDigital
型番：WD40EZRZ
症状：起動しない
障害：論理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

サーバーで使用していたNASなのですが、昨日の朝から使用できなくなってしまいました。たまたまパソコンに詳しい者がいて調べてみるということで任せてみましたが、データが全く見れないとのことでした。保存しているほとんどのファイルはエクセルですが、それ以外のファイルや販売管理ソフトのバックアップなどもあったと思います。データの復旧をお願いします。

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診断の結果

専用機器にて初期診断を行いました。起動から認識、制御情報へのアクセスについては問題なく行うことができました。データ領域内へのアクセスについても特に異常は見つからなかったため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

初期診断にて確認を行った範囲外で不良セクタが見つかることがあるため、念のためにクローン作業を行いました。クローン作業の結果、ハードディスク内の全領域を問題なく取得することができました。クローンディスクのデータ領域内へアクセスを行ってみたところ、データの存在が確認できたため、データの一時取得を行いました。一時取得したデータの中にあるエクセルファイルを30ファイルほどピックアップしてランダムのオープン確認を行ってみましたが、破損ファイルの存在がなかったため、復旧成功と判断しました。

復旧作業の結果

取得できたデータについて直接確認したいというご希望をいただいたため、梅田大阪駅前店にて取得できたデータの確認を行っていただきました。確認いただいたデータについてはお客様の記憶にあったフォルダの構成と全く同じ状態であるとのことで、すぐに復旧成功と判断をいただきましたが、取得できたファイルのオープン確認まで行っていただいていなかったため、いくつかのファイルに対してオープン確認を行っていただき、正常に開けることも確認いただいたうえで復旧成功とさせていただき、復旧データのお渡しを行いました。

担当技術者より

あくまで潜在的なリスクという面からのお話ですが、データ復旧作業にて取得できたデータの中にはお客様のイメージ通りのフォルダの構成でデータ復旧ができていても実際には1ファイルも開けないということがごくごくまれにあります。事前にファイルのオープン確認を行うため、全く開けないデータをお渡しすることはありませんが、取得データの中に存在する情報となるため、必ず可能な限りオープン確認を行っていただいております。データ復旧をご依頼いただく際は必ずご案内を行うようにしておりますので、ご留意いただければと思います。