データ復旧事例

Qnap製TS128-A データアクセス不能、Qfinderで表示されない状態からのデータ復旧(物理障害　愛媛県西条市　建設業様)

投稿日：2022.10.05 更新日：2022.10.05

メーカー：Qnap
型番：TS128-A（内蔵HDD：ST8000DM004）
症状：データへのアクセス不可
障害：物理障害
費用：59,800円 (税込65,780円)～
期間：1週間

※オプション料金別

お客様より

工事現場の写真などを保存する目的で使用していたQnap製NAS TS128-Aにアクセスできなくなりました。本体を確認し電源の入れ直しLANケーブルの抜き差しなどを行ってみましたが、症状は改善しませんでした。Qfinderで確認しても本体が表示されず何も対応することができませんでした。取引先に提出しないといけない資料に使用する写真が保存されており大変困っております。何とかデータの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

郵送で当社本社でもある心斎橋本店に機器をご郵送いただきデータ復旧をさせていただきました。

TS128-Aに内蔵されているハードディスクST8000DM004を取り出し専用機器で診断を行った結果、不良セクタと呼ばれる読み取りのできない領域が多数発生していることを確認しました。物理障害での対応となります。

復旧作業にチャレンジです

障害機器の内蔵ハードディスクを専用機器で制御を行いクローン作業を実施しました。ハードディスクの症状を悪化させないように細かく設定をおこない、障害ハードディスクと全く同じ記録情報を持ったハードディスクを作成していきます。読み取りのできない不良セクタ部分は読み取り時間を調整するなどを行い、最終的には99％以上の精度のクローンを作成することができました。作成したクローンに書き込まれているデータを確認したところお客様の必要な現場写真などが保存されていることがわかり、すぐに一時確保作業を行いました。

復旧作業の結果

一時確保したデータからデータリストを作成しお客様に必要なデータが十分に復旧できているかどうかのご確認をいただきました。特定の日付に撮影された写真データが必要とのことでしたので、対象の部分についてはプレビューのキャプチャ画像（スクリーンショット）を作成しご確認いただきました。結果としては、必要なデータは全ての正常に復旧できているとのご判断をいただくことができ無事ご納品させていただきました。

担当技術者より

Qnap製の製品の利用は、日本国内ではここ数年で飛躍的に伸びてきておりそれに伴い、データ復旧のご依頼件数も増加傾向にあります。Qnap製品には、スナップショット機能をはじめ便利な機能を使用できることが多いですが、データ復旧の観点からするとLVMシンプロビジョニングという複雑な技術を使用している等、データ復旧難易度の高い場合も多くございます。Qnap製品のデータ復旧が必要な際は、経験の豊富な会社や技術力のある会社をお選びいただくことが問題解決の最短経路となります。

クイックマンではQnapのデータ復旧実績も多くございますのでお困りの際は是非一度ご相談いただければ幸いです。