データ復旧事例

モータ回転音はするがアクセスランプが点灯しない外付けHDD(LHD-EN1500U2W)からのデータ復旧(物理障害　アクセスランプ点灯しない　奈良県奈良市　サービス業)

投稿日：2021.08.02 更新日：2021.08.02

メーカー：Logitec製 (内蔵：WesternDigital)
型番：LHD-EN1500U2W (内蔵：WD15EARX)
症状：モータ回転音はなっているがアクセスランプが点灯せずPC認識しない
障害：物理障害
費用：59,800円(税込65,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

昨日まで使えていた外付けHDDが急にPCで認識できなくなりました。モータの回転音はしているので動作はしていそうなのですが、アクセスランプが点灯せず全く中のデータにアクセスできない状態です。一度PCを再起動しようとすると「シャットダウンしています」のくるくる画面から進まなくなっていました。データの取り出しは可能でしょうか？

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

外付けケースに内蔵されているHDDを取り出し、専用機器で診断を実施しました。診断の結果、HDDの論理領域の先頭部分に不良セクタが発生しており通常のパソコンではデータの読み取りができない状態になっていました。専用機器で不良セクタ部分に対して調整することでデータが復旧できる可能性がある為、物理障害として対応いたしました。

復旧作業にチャレンジです

障害が発生しているHDDから専用機器を用いて正常なHDDへデータをクローニングする作業を行いました。その際、不良セクタが発生している部分に対してピンポイントに読み取りや負荷の調整を行うことでエラーを解消します。作業の結果、99.99%以上の精度で完成しました。作成したクローンHDDを解析することでお客様のデータが見えるようになりました。

復旧作業の結果

解析結果の復旧データを一時確保しデータが破損していないか当社環境でチェックを行いました。実際にファイルを開いて確認するオープン確認にて、ExcelファイルやCADファイルから30点ずつチェックしました。すべて正常であることが確認できたため、お客様に作業結果のご報告とデータリストをお送りし十分に復旧できているとのことでしたのでご納品いたしました。

担当技術者より

不良セクタが発生している記憶媒体（内蔵HDD・外付けHDD・USBメモリ等）がパソコンに接続されているとパソコンの動作が不安定になったり、パソコンがシャットダウンできなくなったりすることがあります。理由として、Windowsでは不良セクタの検出は可能ですが、エラーの修正や読み飛ばしをする機能が備わっていないためです。そのような症状が発生した場合は専用の機器が必要となります。