データ復旧事例

DELL製サーバに内蔵されていたハードディスクからのデータ復旧(物理障害　サーバOS起動不可　兵庫県伊丹市　不動業)

投稿日：2021.05.15 更新日：2021.05.15

メーカー：DELL
型番：MG03ACA100
症状：サーバOS起動不可
障害：物理障害
費用：59,800円(税込65,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

会社で使用しているDELL製のサーバが起動できなくなりました。DELLのサポートに相談したところ内蔵されているハードディスクに物理的な障害が発生しているとのことでした。DELLのサポートでサーバの修理は可能ですが、データの取り出しはできないとのことでした。日常業務で使用するデータのほとんどが保存されているため、データがないと業務に使用が出てしまいます。データの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

サーバ本体の修理は完了しているとのこで、内蔵されているハードディスクのみをお預かりさせていただきました。通常サーバ機器の場合、RAIDを構築されているケースがほとんどですが、今回のサーバはハードディスク1台で構成されているとのことでした。専用機器でハードディスクの診断を行った結果、不良セクタと呼ばれる読み取りのできない領域を多数確認しました。物理障害での対応となります。専用機器でハードディスクの読み込みの設定を制御しながらクローンハードディスクで作成することでデータ復旧可能と判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器でハードディスクのクローン作業を実施しました。まず、最初に通常の読み取り設定で、読み取りのできない不良セクタとその周辺領域を飛ばしながらクローン作業を実施しました。次に、読み取り時間の設定を長くした上で、読み飛ばしていた不良セクタ領域の読み取りを行っていきます。そうすることで、物理障害の発生しているハードディスクの負荷を軽減し作業中の症状悪化のリスクを抑えることができます。結果として、ハードディスクの全記録領域の99.999％以上の領域を正常に読み取ることができました。作成したクローンハードディスクよりデータの確認を行ったところ、事前にお客様からお伺いしていた最重要データのフォルダと中のデータを確認することができました。

復旧作業の結果

一時取得したデータの正常性を確認するためにあ、ランダムにオープン確認を実施しました。最重要フォルダを中心として30ファイルの確認を行った結果、30ファイル全てのデータを正常に開けることができました。ご納品までにも、お客様に取り出せたデータをご確認いただき、必要なデータは全て復旧できているとのご判断をいただくことができました。以上のことを踏まえて、今回のデータ復旧の復旧率は99％以上と判断いたしました。

担当技術者より

サーバ機器のメーカー様は修理はできますが、物理的に破損したハードディスクからのデータ復旧の対応は不可能です。メーカー様でデータ復旧を請け負われる際には、提携しているクイックマンのようなデータ復旧専門業者に依頼される場合がほとんどです。提携業者に出されると、復旧までに期間がかかることが多く、お客様のニーズに合わないことも多いようです。クイックマンではサーバやNAS機器など比較的データ復旧難易度の高い機器も最短即日でデータ復旧が可能ですのでお困りの際にはご相談いただければ幸いです。