データ復旧事例

デスクトップで使用しているハードディスク(WD20EURS)からのデータ復旧(物理障害　兵庫県伊丹市　システム開発業)

投稿日：2021.03.18 更新日：2021.03.18

メーカー：WesternDigital製
型番：WD20EURS
症状：パソコンが起動せずデータが読めない
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

システム開発の作業で使用しているパソコンのハードディスクです。最近パソコンの挙動が怪しかったので、バックアップを取っていたのですが、作業の途中でパソコンに青画面が表示されて、再起動を繰り返すようになりました。一度パソコンから取り出して他のパソコンにUSBでつないでみると、つないだパソコンが固ってしまう状態でした。納品先で使用しているプログラムのデータがほとんどです。連絡を入れてデータを提供してもらうことも可能ですが、信用問題になると思い、まずは相談させていただきました。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ってみました。起動させてから制御情報を読み出すところまでは正常に行えたのですが、データ領域へのアクセスを行ってみると、一定のパターンで不良セクタが見つかってきました。非常に軽くですが傷が入ってしまった可能性が高く、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器を使用してハードディスクのクローン作業を行いました。当初95%近い領域の取得に成功していましたが、負荷調整を行いながら、なんとか99.99%程度の領域所得に成功しました。クローンディスクにアクセスし、こちらからもデータのアクセスを行ってみましたが、データの存在を確認できたため、データの一時確保を行いました。確認可能なデータに限定して30ファイル程度のランダム確認を行ってみましたが、全ファイル正常に開くことができました。

復旧作業の結果

お客様にご来店いただき、データのオープン確認を行っていただきました。お客様の判断では必要なデータは正常に動いているということだったので、復旧成功とさせていただき、納品用媒体にデータをコピーし、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

“ハードディスクに傷が入る”ということは正常に使用できていても発生することです。結果的にデータの読み込み自体は行えているため、使用できているのですが、状態が悪いと異音を発生させ、開封したら目視できるほどの傷が入っていた。ということもあります。傷が入る要因もざまざまですし、傷が入らない状態を維持させるということも物理的には不可能です。そのためにしっかりとバックアップを行っていただくことを徹底していただければと思います。ハードディスクのトラブルが発生してしまったらクイックマンへぜひご相談ください。