データ復旧事例

QNAP製NAS(TS-209PROⅡ)のデータ復旧事例(物理障害　アクセスできない　大阪市都島区　デザイン業)

投稿日：2020.11.16 更新日：2020.11.16

メーカー：QNAP(内蔵：WesternDigital)
型番：TS-209PROⅡ(内蔵：WD5003ABYX)
症状：アクセスできない
障害：物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：1日

※オプション料金別

お客様より

仕事場で共有サーバーとして使っていたQNAPのNASです。いつ導入したか判らないぐらい昔に設置したもので設定等を見れる担当者が誰もいない状況でした。そんな中で、急にアクセスができなくなってしまい業務がストップしてしまいました。故障していることは判るのですがそれ以上のことがわかりません、データ復旧は可能ですか？

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診断の結果

内蔵されているハードディスクを取り外し専用機器で診断した結果、RAID0で構成されているNASで1番のハードディスクに不良セクタが発生していることを確認しました。ハードディスクのクローンを作成し解析することでデータが復旧できる可能性があります。物理障害として対応します。

復旧作業にチャレンジです

QNAPのNASの1番目のハードディスクからクローン作業を行いました。1番目は99.9％以上の精度でクローン化することができました。2番目のハードディスクは診断の時点で特に物理的な障害は発生していなかったのですが、RAIDを構成しているNASなので念のために2番目もクローン化しました。100％の精度でクローン化が終了しました。2台のクローンハードディスクでRAID０を構成し解析することでデータ領域にアクセスすることができました。

復旧作業の結果

データ領域にアクセスできたのでデータの確保を行いました。確保したデータを当社環境で30ファイル程オープン確認を行いました。30ファイル中30ファイル正常に開くことができたのでお客様にデータ確認を行っていただきました。最重要なデータからお客様に確認を行っていただいた結果、復旧できていると判断いただけました。ご納品用のハードディスクにデータをコピーしてお渡しいたしました。

担当技術者より

今回はかなり古い機種のNASのデータを復旧させていただきました。NASの情報がわかる担当者の方がいらっしゃらなかったので情報を集めることが困難でした。結果としてデータが復旧できたのですが、データ復旧業者としては設定情報が判るご担当の方がいらっしゃればもっと早くデータが復旧できた可能性があります。クイックマンではNAS等の高度なデータストレージ機器の保守契約を行うことができます、ご担当者がいらっしゃらない企業様は是非ご検討ください。