データ復旧事例

QNAP製NAS:TS-251 のデータ復旧事例(論理障害アクセスできない大阪市西区サービス業)

投稿日：2020.10.08 更新日：2020.10.08

メーカー：QNAP(内蔵：Seagate社製)
型番：TS-251 TurboNAS(内蔵：ST4000DM004 )
構成：4TB×2台構成、RAID1(ミラーリング)
症状：NASにアクセスできない(RAID崩壊)
障害：論理障害
費用：59,800円(＋税)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

動画編集時の一時保存用とプライベートの写真や動画などの保存用として使用していました。。データの受け渡しはWindowsのパソコンで行い、作業はMacで行っていたのですが、WindowsでNASにアクセスしようとしたときにデスクトップに置いていたショートカットが無効になっていました。Macで確認してみてもアクセスができなくなってしまっていて大変困っています。機器自体はとりあえずハードディスクを入れ替えたら使用できたのでそのまま使用を続けています。ハードディスクだけを持ち込むのはもんだいないですか？ちなみにミラーリングで使用していました。梅田大阪駅前店での診断を希望します。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行いました。診断を行った2台のハードディスクそれぞれ正常に動いていたため、RAIDデータ復旧用の機器に接続して、RAID情報の確認を行ってみました。すると、ミラーリング(RAID1)と伺っていた構成が、ストライピング(RAID0)として認識され、データが消失していました。論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

お客様の使用されているハードディスクの製造時期が少々古いモノであったため、2台ともクローン作業を行い、クローンディスクからデータ復旧を行うことにしました。領域の取得は100%でした。RAIDデータ復旧専用機器に接続し、RAID0で認識している状態で、それぞれのハードディスクに書き込まれている情報を比較してみました。それぞれの同じ場所に書き込まれている情報が同じであったため、ミラーリングであることは間違いないと判断し、解析作業を開始しました。解析作業に結果、フォルダやファイルの構成が確認できたため、取り急ぎ一時確保を実施しました。確保したデータの動画データを中心に30ファイル程度のランダムオープン確認を行ってみたところ、30ファイルすべて正常に開くことができました。

復旧作業の結果

お客様に一時確保したデータの確認を行っていただきました。一部フォルダの構成が崩壊していたようでしたが、基本的には必要なデータは確認できているということであったので、復旧成功と判断させていただき、データのお渡しを行わせていただきました。

担当技術者より

ハードディスクの認識がうまくいかなくなってしまうと、NASが自動的にRAIDの組み直し、いわゆるリビルド作業が発生することがあります。リビルド作業が発生すると、RAID0が1にRAID1が0にと、変わってしまうことはよくあります。データがすべて完全消去されてしまうリスクはありますが、データ復旧を行うことで、大切なデータを取り戻すことができる可能性も十分にあります。まずはフリーダイアルよりご相談ください！