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HDDが回転しない原因と対処法|データ復旧クイックマン

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HDDから異音がする、あるいはまったく音がしない——。
パソコンや外付けHDDの電源を入れてもディスクが回転しない場合、
HDD内部のパーツに深刻な問題が起きている可能性があります。

この症状は「物理障害」に分類され、ソフトウェアでの復旧は困難です。
無理に通電を繰り返すとプラッタ(データ記録面)に傷がつき、復旧の難易度が跳ね上がることもあります。

本記事では、HDDが回転しない原因・やってはいけない対処・正しい復旧方法について、
データ復旧の専門業者であるクイックマンが解説します。

 

HDDが回転しないときに見られる症状

HDDが回転しない場合、以下のような症状が見られます。

電源を入れてもHDDからまったく音がしない(無音)
つないだ直後に「カチカチ」「カチャカチャ」という異音がして、すぐ回転が止まる
「ブーブー」「プップップッ」のような異音が鳴る
パソコンのBIOSでHDDが認識されない
外付けHDDのアクセスランプが点灯しない、または赤点灯(点滅)

これらの症状がある場合、HDD内部のモーター固着やヘッド吸着、制御基板の故障などが考えられます。
いずれも通電を続けると症状が悪化する恐れがあるため、速やかに電源を切り、専門業者に相談されることをおすすめします。

 

HDDが回転しなくなる4つの原因

HDDが回転しなくなる原因は、多い順に以下の4つです。

【1】磁気ヘッドの吸着(スティクション)

HDDの電源を切った際に磁気ヘッド(データの読み書きを行う部品)がディスク面に貼り付いてしまう現象です。
ヘッドがディスクを押さえつけるため、物理的に回転できなくなります。

【2】制御基板(PCB)の故障

落雷や電源トラブルにより基板上のICチップが焼損し、HDD内部への電力供給ができなくなるケースです。

【3】落下・衝撃による内部損傷

外付けHDDの落下などにより、内部の軸がゆがんだり、ディスクが変形して回転できなくなることがあります。

【4】内部モーターの固着(モーターロック)

あまりないのですが、長期間使用していなかったHDDで発生する症状です。
ディスクを回転させるモーターの軸受け部分が固まり、回転しなくなります。

 

回転しないHDDにやってはいけないこと

HDDが動かないとき、焦ってやりがちな行動がありますが、以下の行為はデータ復旧の成功率を大きく下げてしまいます。

■ 何度も電源のON/OFFを繰り返す

通電のたびにヘッドがディスクに接触し、データ記録面に物理的な傷(スクラッチ)が発生するリスクがあります。
一度傷がついたディスクからのデータ復旧は極めて困難です。

■ HDDを叩く・振る

一昔前は「叩けば直る」と言われることもありましたが、精密機器であるHDDにとって衝撃は致命的です。
ディスクの変形やヘッドの破損を招きます。

■ 自分で分解する

HDDの内部は目に見えないレベルのホコリでも故障の原因になります。
クリーンルーム以外での分解は、復旧不能になるリスクが非常に高いため絶対に避けてください。

■ 市販の復旧ソフトを使う

HDDが回転していない状態ではそもそもソフトがHDDを認識できません。
無理な通電を伴うだけで、症状を悪化させる原因になります。

 

回転しないHDDからデータ復旧する方法

回転しないHDDからデータを取り出すには、原因に応じた専門的な処置が必要です。

【モーター固着の場合】

クリーンルーム内でHDDを開封し、専用工具で固着を解除させるか、
プラッタ(記録ディスク)をドナーHDDに移植してディスクを回転でいるようにさせてデータを読み出します。

【ヘッド吸着(スティクション)の場合】

ディスク面に貼り付いたヘッドを、専用のツールで慎重に剥離します。
ヘッドに損傷がある場合は、ドナーHDD(同型のパーツ取り用HDD)からの部品交換が必要になることもあります。

【基板故障の場合】

同一型番のHDDから基板を移植し、さらにファームウェア情報(ROM)の書き換えを行います。
近年のHDDは基板の単純交換では動作しないため、専用機器(PC-3000等)によるファームウェア調整が不可欠です。

いずれの作業もクリーンルーム環境と専門機器が必要であり、個人での対応はほぼ不可能です。

 

クイックマンでのHDD回転不良の復旧実績

データ復旧クイックマンでは、回転しないHDDの復旧を数多く手がけてきました。

【事例1】5年間放置していた外付けHDD

お客様が久しぶりに接続したところ、まったく認識されない状態。
診断の結果、内部モーターが完全に固着していました。
クリーンルームで固着を解除し、約2日間でデータを復旧。
写真データ約50GBの復旧に成功。

 

【事例2】落下後に異音がして動かなくなった外付けHDD

内蔵HDDの内部軸にゆがみが発生。ディスクを同型HDDの筐体に移植し、データの読み出しに成功。
ExcelデータやCAD図面データを復旧しました。

 

【事例3】落雷による停電後にNASのHDDが認識されなくなった

RAID5構成のNASで、4本中2本のHDDの基板が故障。HDDの基板交換とROM情報の移植を行い、
2台のHDDを復旧、4台のHDDでRAID5を再構築しデータを復旧しました。

HDDの回転不良は重度の物理障害に分類されますが、適切な設備と技術があれば復旧が可能です。

 

復旧にかかる期間と費用の目安

HDDが回転しない症状は物理障害に該当するため、論理障害(誤削除やフォーマット等)と比較すると復旧期間・費用ともに高くなる傾向があります。

【復旧期間の目安】

・診断:最短1時間~当日中
・軽度の回転不良(基板障害、ヘッド吸着):1~3日
・重度障害(部品交換・ディスク移植等):3日~1週間
※特急対応もご相談いただけます

【費用の目安】

復旧費用は障害の程度やHDDの容量によって変動します。
当社では診断後にお見積りをお出しし、ご了承いただいてから作業に入りますので、
「見積もりを見てからキャンセル」も可能です。診断・お見積りは無料で承っております。
まずは症状をお聞かせいただくだけでも構いません。お気軽にご相談ください。

 

よくあるご質問(FAQ)

Q. 回転しないHDDでもデータは残っていますか?
A. はい。HDDが回転しなくても、データが記録されているディスク自体が無事であれば、復旧できる可能性は十分にあります。

Q. 何年も放置していたHDDでも復旧できますか?
A. 対応可能です。長期間未使用のHDDは内部の固着が起きやすいですが、当社では多数の復旧実績があります。

Q. 他社で「復旧不可」と言われたHDDも相談できますか?
A. もちろんです。他社で復旧不可と判定されたHDDを当社で復旧できたケースも多くあります。セカンドオピニオンとしてもお気軽にご相談ください。

Q. 持ち込みと郵送、どちらでも対応していますか?
A. はい。大阪(心斎橋・梅田)・神戸三宮・名古屋の各店舗への持ち込みのほか、全国からの郵送にも対応しています。

 

 

 

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