データ復旧事例

【TVで紹介】　久しぶりに電源を入れると起動できなくなっていたノートパソコンからのデータ復旧（愛媛県松山市　個人の方）

投稿日：2025.12.23 更新日：2025.12.23

メーカー：HIKVISION製
型番：HS-SSD-E100N
お客様からの症状：アクセスできなくなった
障害：物理障害
期間：4日以内

お客様より：データ移行中にアクセスができなくなりました。

10年くらい使用していてたまに書類などを作る程度のものです。今年も年賀状の作成を行おうとパソコンの電源を入れてみたのですが、画面が黒いままで全く反応しなくなってしまいました。パソコン修理のお店に持ち込んでみたのですが、ハードディスクが壊れていてデータの取り出しができないとのことで、新しく買い替えてパソコンは使用できる状態ですが、もともと保存していたデータが必要です。写真やハガキ作成ソフトの住所録など取り出せる限りのデータの取り出しをお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断にて特に不良セクタの発生を確認したため、物理障害での対応となります。

パソコンで使用されていたSSDのみを心斎橋本店郵送いただき初期診断を実施しました。データ復旧専用機器にて初期診断を行ってみたのですが、データ領域内へのアクセス確認時に不良セクタと呼ばれるデータアクセスできない領域が見つかり、専用機器でのクローン作業が必須状態であったため、物理障害のデータ復旧対応を行うことにしました。

HS-SSD-E100Nのデータ復旧作業にチャレンジです

専用機器を使用して、HS-SSD-E100Nに対してのクローン作業を行ってみたところ、クローン作業開始からほどなくして不良セクタの発生を確認しました。作業完了までに3日ほどの時間がかかってしまいましたが、なんとか全体領域の99.9%程度の情報の取得に成功しました。作成したクローンディスクのデータ領域内へアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在を確認することが出来たため、データの一時取得を行い、取得できたデータのオープン確認を行ってみることにしました。一時取得が出来たデータから50ファイルほどのファイルをピックアップしてオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルはすべて正常に開けることが確認できたため、復旧作業成功と判断しました。

復旧作業結果：HS-SSD-E100Nからのデータ復旧に成功！

取得できたデータのリストを作成してお客様にお送りし、取得できたデータの確認を行っていただきました。確認いただいた結果、いくつかのファイルに対してオープン確認のご依頼をいただきましたが、復旧作業成功と判断をいただくことが出来たため、復旧データとしてお渡しせていただきました。

担当技術者より：HS-SSD-E100Nのトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

SSDにおける障害のほとんどは、物理的に手を加えなくてもデータ復旧作業が可能な軽度障害と、基板上からのチップの取り外しなどを行い、専用機器を使用しての解析が必要な重度障害の2種類の障害状態に切り分けて案内を行うのですが、今回のように不良セクタの発生からのデータ復旧作業というパターンは、かなりまれに起きる障害といえます。ハードディスクからのデータ復旧と同じように、不良セクタの発生が確認されると、フォルダやファイルの破損というリスクが伴ってきます。不良セクタがファームウェアなどの領域にて発生すると、データ復旧そのものができなくなってしまいます。SSDに限らず、USBメモリやSDカードなど基本構造の類似している記録媒体に関しては、バックアップを行っていただくことが、ハードディスク以上に非常に有効な手段になってきます。個人のデータだからは関係なく、大切なデータに関してはバックアップを必ず行っていただき、失うことがないような体制を整えていただくと幸いです。データのトラブルについては、まずはフリーダイヤルよりご相談ください。