データ復旧事例
神戸市垂水区データ復旧事例|開くとフリーズするデスクトップPC内蔵HDD(WD Blue WD10EZEX)から業務データの復旧に成功
メーカー:Western Digital製
型番:WD Blue WD10EZEX
容量:1TB
症状:フォルダを開くとフリーズして操作不能
障害:物理障害
期間:3日
お問合せ内容:操作するとフリーズするHDDから業務データを救ってほしい
神戸市垂水区の住宅設計事務所様より、デスクトップPCのDドライブにアクセスすると画面が固まり、操作を受け付けなくなるという症状でご相談をいただきました。PC本体はまだ起動するものの、図面や見積書、写真データなどを保存している内蔵HDDにアクセスしようとするとフリーズしてしまい、強制終了を繰り返しているうちに、徐々に起動自体も不安定になってきたとのことです。バックアップは外付けHDDに時々取っていたものの、直近数か月分は保存できていない状態で、「このままHDDが完全に壊れてしまう前に何とかしてほしい」とのことで、神戸三宮ラボへお持ち込みいただきました。
診断結果:不良セクタを伴う物理障害と判断
お預かり後、PC本体の電源は入れず、内蔵HDDを取り外してデータ復旧専用機器に直接接続し状態を確認しました。その結果、ユーザー領域の一部に不良セクタが確認され、読み取りに時間がかかる箇所が点在していることが分かりました。フォルダを開くとフリーズしてしまう症状とも整合しており、単なるファイルシステムの損傷ではなく、経年劣化による物理障害が進行していると判断しました。このまま通常のPC環境で通電やアクセスを繰り返すと、不良セクタの拡大やヘッド負荷の上昇によって状態が悪化する恐れがあるため、まずは元ディスクへの負荷を最小限に抑えながらクローンを作成し、そのクローン側からデータ解析と抽出を行う方針をご説明しました。
復旧作業実施:クローン作成後に業務フォルダを優先して解析・抽出
物理障害が確認されたため、データ復旧専用機器を用いて、問題のあるセクタに過度な負荷がかからないよう制御しながらセクタ単位でクローン作成を進めました。読み取りが難しい領域ではリトライ回数や速度を調整し、可能な範囲でデータを確保していきます。クローンディスクが一定の割合まで完成した段階で、クローン側を用いてファイルシステムを解析し、Dドライブに相当するパーティションを特定しました。そのうえで、お客様から特に重要と伺っていた設計データや見積関連のフォルダを優先して内容を確認し、フォルダ構造とファイル名が分かりやすく維持される形で抽出を行いました。残りの領域も順次解析し、業務で使用されている写真や書類データについても可能な限り回収を試みました。
復旧作業の結果:図面・見積・写真など約700GBのデータを3日で復旧
クローン作成および解析の結果、設計案件ごとに整理されていた図面データや見積書、現場写真を中心に約700GB相当のデータを復旧することができました。一部の古い案件フォルダ内には読み取り不能なファイルもありましたが、直近の案件や進行中のプロジェクトについてはほぼ問題なく開ける状態でデータが確保できました。復旧データはフォルダ構成を極力元の状態に近づける形で整理し、外付けHDDにデータを確保し納品いたしました。お預かりから3日で納品となり、「止まったままだった案件にようやく着手できる」とほっとされたご様子でした。
技術者より:フォルダを開くとフリーズするHDDは無理に触らずご相談を
今回のように、エクスプローラーで特定ドライブやフォルダを開いた瞬間に固まる場合、内部で不良セクタが発生し、読み取りに時間がかかっていることが少なくありません。強制終了や再起動を繰り返すと、そのたびにHDDに負荷がかかり、状態の悪化や障害領域の拡大を招くリスクがあります。特に、業務データを保存しているHDDで違和感を覚えた際は、自分でチェックディスクをかけたり、別のPCに付け替えて何度も試すよりも、早めに通電を控えてご相談いただく方が、結果的に復旧できるデータ量を増やせるケースが多く見られます。
まとめ:神戸市垂水区でフリーズする内蔵HDDから業務データを安全に復旧
本事例は、神戸市垂水区の設計事務所様で、デスクトップPC内蔵HDD(WD Blue WD10EZEX・1TB)のDドライブにアクセスするとフリーズしてしまう状態からのデータ復旧でした。データ復旧専用機器での診断で不良セクタを伴う物理障害と判断し、元ディスクへの負荷を抑えたクローン作成を実施したうえで、クローン側からファイルシステムを解析しました。その結果、図面や見積書、現場写真など約700GBのデータを回収し、お預かりから3日で外付けHDDにデータを確保し納品いたしました。神戸市垂水区でHDDトラブルにお困りの方にも参考になるデータ復旧事例です。
FAQ
Q1. 神戸市垂水区からHDDのデータ復旧を依頼する場合、持ち込みと郵送のどちらが良いですか?
A. お急ぎの場合は神戸三宮ラボへの持ち込みが適していますが、難しい場合は郵送での受付も可能です。
Q2. フォルダを開くとフリーズする状態でも、データ復旧の可能性はありますか?
A. 不良セクタの範囲や進行度によりますが、通電を控えて早めにご相談いただければ復旧できるケースは多くあります。
Q3. HDDの物理障害と論理障害はどう違うのですか?
A. 物理障害は不良セクタなどハードウェア由来の不具合、論理障害は誤消去やファイルシステムの損傷などソフトウェア的な問題を指します。
Q4. 業務で使っているPCの内蔵HDDに違和感が出たら、すぐバックアップを取っても大丈夫でしょうか?
A. すでに異音やフリーズが出ている状態でのバックアップは負荷をかける場合があるため、状況によっては専門家に相談してからの方が安全です。
Q5. 今後、同じようなHDDトラブルを防ぐにはどうすればよいですか?
A. 定期的なバックアップに加え、HDDの使用年数が長くなってきたタイミングでの計画的な交換を検討されることをおすすめします。
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