データ復旧事例

淡路市データ復旧事例｜WD10EZEX内蔵のデスクトップがブルースクリーンで起動しない！販管ソフトデータを無事復旧！

投稿日：2025.10.20 更新日：2025.10.20

メーカー：WesternDigital製
型番：WD10EZEX　容量：1TB
症状：ブルースクリーンで起動不可
障害：論理障害
期間：即日

お客様からのお問合せ内容：突然のブルースクリーンで業務停止

淡路市内で販売店を展開されている小売業の法人様より、「朝パソコンを起動したところ、青い画面（ブルースクリーン）が表示され、その後何度再起動しても立ち上がらない」とのお問い合わせをいただきました。販管ソフトのデータがすべてそのPCのローカルドライブに保存されており、他の端末では代替できないため、当日中の対応をご希望。システム担当者様の判断でPC本体からHDDを取り外し、神戸三宮ラボへ直接お持ち込みいただきました。業務に欠かせない販売管理システムや仕入台帳データが使用できない状態となっており、「できるだけ早く、データだけでも取り出してほしい」との強いご要望をいただきました。

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診断結果：HDDのファイルシステム破損による論理障害

お預かりしたHDDは Western Digital製 WD10EZEX（1TB／SATA）。データ復旧専用機器に接続して診断した結果、物理的な損傷や異音は見られず、通電も安定していました。しかし、ファイルシステムの一部に破損があり、OSが起動できずブルースクリーンを表示していたことが判明しました。データ領域自体の読み込みは正常であったため、論理障害によるシステムクラッシュと判断。重要な販管ソフトデータを中心に、優先度の高いフォルダを順次抽出して復旧を進める方針としました。お客様には障害の程度と復旧見込みを説明し、同意のうえで復旧作業を開始しました。

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復旧作業実施：ファイルシステム修復と販管データ抽出

HDDをデータ復旧専用機器に接続し、セクタ単位でデータ解析を実施。破損していたファイルシステム領域を解析修復した後、販管ソフト関連データを中心にディレクトリ構造を再構築しました。特にデータベースファイル（.mdb、.dbf）や帳票フォルダの整合性確認を重点的に行い、壊れた部分を補完する形で読み取りを試行。結果、全体のデータ整合性を維持する事が出来ました。復旧が完了したデータを納品用HDDに確保し、お客様にお持ち込み頂いたノートPCにて動作確認を行う事となりました。

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復旧作業の結果：販管データを完全復旧し翌営業日に業務再開

復旧作業は当日中に完了し、販管ソフトデータ、取引履歴、商品マスタ、顧客台帳などすべてのデータを正常に抽出できました。当日に再来店いただき、外付けHDDに保存したデータを新しいPCの販管ソフト環境に読み込ませ動作確認を実行。販管ソフトが問題なく起動し、全データが開けることを確認しました。お客様からは「販売管理データが消えていたら取引先との再発注ができなかった。本当に助かりました」とのお言葉をいただきました。今回の対応により、業務の停止を最小限に抑えることができました。

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技術者より

ブルースクリーンエラーは、ソフトウェア的なトラブルだけでなく、HDDの劣化やファイルシステム破損が原因となることがあります。長期間使用したPCでは、HDDの読み込み速度低下やセクタエラーが徐々に進行し、最終的にシステムが起動しなくなるケースも多く見られます。業務用PCでは、最低でも週1回のバックアップを実施し、年単位でのHDD交換を検討することが安全な運用につながります。

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まとめ

本事例は、淡路市の小売業法人様よりお持ち込みいただいた Western Digital製 WD10EZEX（1TB／SATA） の論理障害による起動不能のケースです。ブルースクリーンによりOSが起動できなくなっていましたが、ファイルシステム修復とディレクトリ再構築によって販管ソフトのデータを完全に復旧しました。復旧データは外付けHDDで納品し、翌日には新PCへの移行も完了。迅速な対応で業務を止めることなく再開いただけました。