データ復旧事例

姫路東芝サーバーが故障で通電せず　MAGNIA3515Rのデータ復旧成功事例

投稿日：2025.06.13 更新日：2025.6.14

メーカー：東芝製
型番：MAGNIA3515R　容量：SAS 300GB×3
症状：アクセスできない
障害：物理障害
期間：3日

姫路サーバーデータ復旧事例　お問合せ内容　

姫路市内の製造業のお客様から、「長年ファイルサーバーとして利用していた東芝製ラックサーバーMAGNIA3515Rが突然全く起動しなくなり、通電もしなくなった。メーカーにも修理を相談したが対応できないと言われ、社内の重要なCADデータや過去の資料が取り出せなくて困っている」と緊急のお問い合わせをいただきました。他社にも相談したものの即日対応ができず、業務に差し支えるため、データだけでも取り出してほしいという強いご要望でした。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

姫路サーバーデータ復旧事例　診断結果のご案内

現地に伺い、まずサーバー本体の状態を確認しましたが、電源を投入しても全く反応がなく、基板もしくは電源ユニットのハードウェア障害が発生していると判断しました。物理的な修理には相応の時間と費用がかかるため、お客様にはサーバー内部のSAS HDDを取り出してデータ復旧専用機器で診断するご提案を行いました。HDDを1台ずつチェックしたところ、3台中2台に不良セクタが散見されましたが、重度の物理障害はありませんでした。お客様に状況をご説明し、HDDのみをお預かりしてデータ復旧を進めることとなりました。

姫路サーバーデータ復旧事例　復旧作業

データ復旧専用機器を用いて、不良セクタが確認されたHDDのクローン作成を開始しました。途中で読み取りエラーが発生しないよう、低速モードや再読み取り設定を行い、慎重に処理を進めます。クローン作業は時間をかけて丁寧に実施し、幸いにも99%以上のデータが正常にコピーできました。クローンディスク2台と、もともと正常な1台のHDDを組み合わせてRAID構成を解析したところ、RAID5で運用されていたことが分かりました。復旧機器上で仮想RAIDを組み、ファイルシステムを認識させたところ、サーバー内のデータ領域から目的のCADデータや各種業務ファイルが確認できました。無事すべての必要データを抽出することができました。

姫路サーバーデータ復旧事例　作業結果

復旧データはご要望に応じてSSDに保存し、お客様先へご訪問。特に重要だったCADデータのサンプルを社内PCで動作確認していただいたところ、「設計業務に使っていた大切なデータが全て元通りになっていて本当に助かった」と大変喜ばれました。また、「他社では復旧不可か数週間かかると言われたが、迅速に対応してもらえて感謝している」とのお言葉をスタッフ一同で共有し、今後の励みになりました。

姫路サーバーデータ復旧事例　技術員より

長期間稼働しているサーバーは、突然のハード障害で電源が入らなくなることがあります。特にRAID構成の場合、HDD自体は生きていても本体の故障でデータが取り出せなくなるリスクがありますので、定期的なバックアップと、障害発生時は無理な再起動や個人での分解を控えて、早めに専門業者にご相談いただくことをおすすめします。

姫路サーバーデータ復旧事例　まとめ

今回は、姫路の製造業のお客様からご依頼いただいた東芝製サーバーMAGNIA3515Rの突然の故障トラブルに対し、RAID解析と専用機器による慎重な復旧作業で大切な業務データを無事お渡しすることができました。サーバーのハード障害や起動不可のトラブルでお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。最適な方法で大切なデータを守るお手伝いをいたします。