データ復旧事例

兵庫区データ復旧事例！カチカチと異音がするTeraStation(テラステーション)から出張データ復旧に成功！(神戸市兵庫区製造業)

投稿日：2024.03.04 更新日：2025.4.30

メーカー：バッファロー（Buffalo）製
型番：TS3200DN0402　容量:2TB×2
症状：アクセスできない
障害：物理障害
期間：3日

お客様より

社内で共有ファイルサーバーとしているテラステーションが突然アクセスできなくなりました。RAID1で運用していたのでもう1台にデータがあると思っていたのですが赤ランプが2台ともについており付属ソフト上でもアクセスできない状態です。データの量自体は多くないのですがすぐに必要な図面があり何とか対応をお願いします。

診断の結果

カチカチと異音がするRAID1のテラステーションの復旧依頼です。今回はお急ぎと言う事で出張対応でデータ復旧専用機器をお客様先へ持ち込みました。早速到着後、お客様のテラステーションから内蔵ハードディスクを取り出し初期診断を行います。診断したところ、異音が発生しているHDDはデータ領域にアクセスが出来ない重度物理障害である事が分かりました。もう1台のHDDにはデータ領域にアクセスが出来たものの広範囲に不良セクタが発生している事が分かりました。最近テラステーションのランプ状態を確認されたのはいつですか、とお尋ねしたところ、覚えがない、との事です。おそらく1台はすでに不良セクタが発生して動作していなかったのではと推測しました。お客様に診断結果を伝え正式に復旧依頼を頂きましたので作業に取り掛かります。

復旧作業にチャレンジです

お客様に最後に更新したデータ名や日時をお伺いし、専用機器をつかいそのファイル名がその日時に保存されているかを確認します。不良セクタが発生しているHDDのデータ領域に伺ったファイルが保存されている事が分かりました。またお急ぎで必要なCADデータが保存されている領域を確認すると、不幸中の幸いにもそのデータ領域には不良セクタが発生していない事が分かりました。ご要望のデータをその場でクローニングし、別のHDDに確保します。確保したデータをお客様にご確認頂くと「これがすぐにでも欲しかったデータです。助かりました！」と喜んで頂けました。データ確保したHDDをレンタルでお渡しし、引き続きの作業は障害HDDをお預あずかりして神戸三宮ラボで復旧作業する事にします。

引き続きデータ領域をクローニングし、そこから別の媒体にデータの確保をすすめます。精度の高いクローンディスクを作成するため、不良セクタが発生している領域については磁気ヘッドの動きを制御し様々な調整を行います。最終的に99.99%以上の精度でクローン作製が出来ました。クローンディスクから別の媒体にデータの確保を行い、データの確認をして頂くためご来店頂きました。

復旧作業の結果

お客様に確保したデータを確認頂いた所、必要なデータ全て問題なく開けることが確認できたと喜んで頂けました。「トラブル発生当初、TeraStationを納品してくれた業者に聞くとかなり時間が掛かると言う話だったのですが、こんなに早く復旧してもらえて本当に助かりました。」と言って頂けました。確保したデータをそのまま納品させて頂いて今回の作業は完了となりました。

データ復旧について

クイックマンでは法人様の急なトラブルに対応できる様、出張での診断と復旧作業も承っております。またすぐに必要なデータを先行納品するなどの対応もご案内できます。緊急でお困りの際は納品用のHDDをレンタルでご利用いただくことも可能なので是非ご活用ください。メーカー様のサポートだと手の届かないところでもクイックマンでは出来るだけお客様のご要望にお応えします。お気軽にご相談ください。