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RAID5のHDDが故障したら?リビルドして大丈夫?データ復旧の正しい手順を解説
RAID5のHDDが故障したのに、なぜNASは使える?
① まず、何が起きているのか
RAID5を構成しているNASやサーバーで、突然「ディスク異常」「RAID Degraded(縮退状態)」「RAIDエラー」などの警告が表示された。
確認してみると、複数台あるHDDのうち1台のHDDが故障している。
ところが、NASにはまだアクセスできる。
共有フォルダも開けるし、保存しているファイルも普通に見ることができる。
② なぜ、HDDが故障しても使えるのか
これは、RAID5の仕組みによるものです。
RAID5では、複数台のHDDにデータとパリティ情報を分散して保存しています。そのため、一般的には1台のHDDが故障しても、残ったHDDを使って動作を継続できる場合があります。
つまり、「NASが使える=問題がない」というわけではありません。
HDDが1台故障した状態でも、NAS自体は動作を続けていることがあります。
③ では、故障したHDDを交換してリビルドすればいい?
ここで多くの方が、「故障したHDDを交換して、リビルド(再構築)すれば元に戻せるのでは?」と考えます。
④ では、リビルドして大丈夫なのか?
そのデータ、本当にバックアップされていますか?
バックアップがない、またはバックアップが古く、現在のデータを失うと困るのであれば、 状態を確認せずにリビルドを開始するのはおすすめできません。
リビルドでは、故障していないHDDから大量のデータを読み出し、 新しいHDDへデータを再構築します。
そのため、故障したHDD以外にも読み取りエラーや不良セクターなどの問題がある場合、 リビルド中に別の障害が発生したり、リビルドが正常に完了しなかったりする可能性があります。
一方で、すべてのリビルドが危険というわけではありません。 HDDの状態に問題がなく、RAIDも正常に機能しているのであれば、 リビルドによって正常な状態に戻せるケースもあります。
重要なのは、「リビルドするかどうか」ではありません。
「今の状態でリビルドしても大丈夫なのか」を確認することです。
この記事では、RAID5でHDDに故障が発生したときに、 なぜNASが動き続けるのか、リビルドとは何なのか、 そして、なぜリビルド前に状態の確認が必要なのかを解説します。
さらに、リビルドが終わらない・失敗した場合や、 複数のHDDに障害が発生した場合のデータ復旧についても、 データ復旧の専門業者の視点から詳しく解説します。
目次
- 1 RAID5のHDDが故障したのに、なぜNASは使える?
- 2 RAID5のリビルドとは?故障したHDDを交換してRAIDを再構築する仕組み
- 3 RAID5のリビルド前に確認したい4つのポイント
- 4 RAID5でHDDが故障したときにやってはいけないこと
- 5 RAID5のリビルドが終わらない・失敗する場合
- 6 RAID5で複数のHDDに障害が発生した場合
- 7 RAID5のデータ復旧方法
- 8 RAID5のデータ復旧は「リビルドする前」の判断が重要
- 9 RAID5のデータ復旧でお困りならクイックマンへ
- 10 RAID5のデータ復旧に関するよくある質問
- 11 まとめ|RAID5のHDD故障は、リビルド前の判断が重要
- 12 即日診断!! データ復旧クイックマン診断店のご案内
RAID5のリビルドとは?故障したHDDを交換してRAIDを再構築する仕組み
RAID5では、HDDの故障が発生した場合、故障したHDDを新しいHDDに交換して「リビルド(再構築)」を行うことで、RAIDを正常な状態へ戻せる場合があります。
では、リビルドとは具体的にどのような作業なのでしょうか。
RAID5のリビルドで行われること
① 故障したHDDを取り外す
RAID5を構成しているHDDのうち、故障したHDDを交換します。
② 新しいHDDを組み込む
交換用のHDDをRAIDに組み込み、再構築を開始します。
③ 残りのHDDから情報を読み出す
残っているHDDからデータやパリティ情報を読み出します。
④ 新しいHDDへ不足している情報を再構築する
読み出した情報をもとに、新しいHDDへ必要なデータを再構築します。
リビルドが正常に完了すれば、故障によって失われていた冗長性が回復し、RAID5を再び正常な構成へ戻すことができます。
そのため、RAID5でHDDが1台故障した場合には、「故障したHDDを交換してリビルドすればいい」と考えるのは自然なことです。
しかし、ここで注意したいのが、リビルドは単純に新しいHDDへデータをコピーするだけの作業ではないということです。
リビルド中は、正常に見えている残りのHDDから大量のデータを読み出しながら、RAIDを再構築していきます。
もし残りのHDDにも読み取りエラーや不良セクターなどの問題があれば、リビルドの途中で問題が発生する可能性があります。
⚠ 「1台故障しただけだから大丈夫」とは限りません
RAID5は一般的に1台のHDD故障に対応できる仕組みですが、残りのHDDが正常であることまで保証するものではありません。
では、故障したHDDを交換してリビルドを開始する前に、何を確認すればよいのでしょうか。
次に、RAID5のリビルドを開始する前に確認しておきたいポイントについて解説します。
RAID5のリビルド前に確認したい4つのポイント
RAID5でHDDが1台故障した場合、すぐに交換してリビルドを開始するのではなく、まず現在のRAIDとHDDの状態を確認することが重要です。
① 残っているHDDに問題がないか
故障したHDD以外のHDDについても、読み取りエラーや不良セクターなどが発生していないか確認します。
② RAIDの状態が安定しているか
HDDが1台故障していてもNASが動作している場合がありますが、RAIDそのものが正常に機能しているとは限りません。
RAIDの状態やエラー履歴などを確認し、現在どのような状態になっているのかを把握する必要があります。
③ 現在のデータがバックアップされているか
リビルドを行う前に、現在保存されているデータが別の場所へバックアップされているか確認します。
特に、NASにしか存在しないデータや、業務上失うことのできないデータがある場合は、慎重な判断が必要です。
④ リビルドより先にデータ復旧を検討すべき状態ではないか
HDDの状態やRAIDの構成によっては、リビルドを行う前にデータを確保することを優先した方がよい場合があります。
「リビルドできる状態なのか」「リビルドするより先にデータを取り出すべきなのか」を判断することが重要です。
RAID5でHDDが故障したときにやってはいけないこと
RAID5はHDDの故障に備えた仕組みですが、故障が発生した後の操作を誤ると、データ復旧が難しくなる可能性があります。
⚠ RAID5のデータが重要な場合に避けたい操作
-
- 状態を確認せずにリビルドを開始する
- エラーが出ているHDDを何度も再起動・再接続する
- RAIDの初期化や再構築を繰り返す
- 複数のHDDに異常がある状態で無理に使用を続ける
- データ復旧ソフトをNASに対して安易に使用する
これらの操作によって状態が変化したり、HDDへの負荷が増えたりすると、データ復旧の難易度が高くなる場合があります。
RAID5のリビルドが終わらない・失敗する場合
HDDを交換してリビルドを開始したものの、なかなか完了しない、途中でエラーが発生する、リビルドが停止するといったケースがあります。
このような場合、交換したHDDだけが原因とは限りません。
リビルドでは、残っているHDDから大量のデータを読み出しながらRAIDを再構築します。 そのため、リビルドを進める過程で、これまで表面化していなかった読み取りエラーや不良セクターなどの問題が発生することがあります。
また、複数のHDDに障害が発生していたり、RAID情報やファイルシステムに問題が発生していたりする場合には、単純なHDD交換だけでは正常な状態に戻せないことがあります。
リビルドが進まない・停止した場合に確認したいこと
「交換したHDDが正常か」だけではなく、「残りのHDDから正常にデータを読み出せる状態なのか」を確認することが重要です。
⚠ リビルドが進まない場合は、繰り返し実行しない
リビルドが途中で停止したり、エラーが発生した場合は、原因を確認せずにリビルドを繰り返すことは避けてください。
リビルドでは残りのHDDに大きな負荷がかかるため、HDDの状態によっては読み取りエラーが増加したり、別のHDDに問題が発生したりする可能性があります。
リビルドが進まない、エラーが発生する、途中で停止するといった場合は、そこで操作を続けるのではなく、いったん状態を確認することが重要です。
RAID5で複数のHDDに障害が発生した場合
RAID5は一般的に1台のHDD故障に対応できる仕組みですが、複数のHDDに障害が発生すると状況は大きく変わります。
特に、2台以上のHDDに物理障害や読み取りエラーが発生している場合、通常のRAID機能だけではデータを正常に読み出せないケースがあります。
ただし、複数のHDDに問題があるからといって、必ずデータ復旧ができないとは限りません。
HDDの故障状態や、読み出せるデータがどの程度残っているか、RAIDの構成情報が確認できるかなどによって、復旧できる可能性があります。
このようなケースでは、故障したHDDを含めた各HDDの状態を確認し、取得できる情報を確保したうえでRAID構成を解析する必要があります。
RAID5のデータ復旧方法
RAID5のデータ復旧では、単純にHDDをパソコンへ接続してもデータを読み出すことはできません。
RAIDを構成している各HDDの状態を確認し、必要に応じてHDDのクローンを作成したうえで、RAID構成やデータの配置を解析します。
その後、解析した情報をもとに仮想的にRAIDを構築し、保存されているデータへアクセスできる状態を作ってデータを取得します。
RAID5のデータ復旧の基本的な流れ
① 各HDDの状態を診断
② 必要なHDDからクローンを作成
③ RAID構成を解析
④ 仮想RAIDを構築
⑤ データを抽出・確認
特に物理障害が発生しているHDDが含まれている場合は、最初の診断とクローン作成が重要になります。
RAID5のデータ復旧は「リビルドする前」の判断が重要
RAID5でHDDが1台故障すると、NASはそのまま動作していることがあります。
そのため、「HDDを交換してリビルドすれば大丈夫」と考えてしまいがちです。
しかし、残っているHDDにも問題がある場合、リビルド中に読み取りエラーが発生し、リビルドが正常に完了しない可能性があります。
また、複数のHDDに障害が発生している場合や、すでにRAIDの状態が不安定になっている場合には、通常のリビルドでは対応できないケースもあります。
データを失いたくないなら、まず「今の状態」を確認
RAID5のHDD故障では、「リビルドできるか」だけでなく、「リビルドしても問題ない状態なのか」を確認することが重要です。
特に、バックアップがない、業務データが保存されている、複数のHDDにエラーが出ている、リビルドが終わらないといった場合は、操作を続ける前にデータ復旧の専門業者へ相談することをおすすめします。
RAID5のデータ復旧でお困りならクイックマンへ
RAID5は、HDDの故障に備えた仕組みを持つRAID構成です。 そのため、HDDが1台故障してもNASやサーバーが動作を続ける場合があります。
しかし、これは「そのまま使い続けても問題ない」という意味ではありません。 故障したHDDを交換してリビルドを行う場合も、まずは残っているHDDやRAIDの状態を確認することが重要です。
特に、バックアップがない場合や、業務に必要な重要データが保存されている場合は、安易にリビルドや初期化などの操作を行わず、現在の状態を確認することをおすすめします。
「HDDが1台故障した」「RAIDが縮退状態になった」「リビルドが終わらない」「リビルドに失敗した」「複数のHDDにエラーが出ている」など、RAID5のトラブルでお困りの場合はご相談ください。
クイックマンでは、NASやサーバーのHDDを1台ずつ診断し、必要に応じてクローン作成やRAID解析、仮想RAIDの構築などを行い、データ復旧を進めます。
RAID5のデータ復旧をご検討の方へ
・HDDが故障した
・NASにアクセスできない
・RAIDが縮退状態になった
・リビルドが終わらない
・リビルドに失敗した
・複数のHDDにエラーが出ている
このような症状がある場合は、現在の状態を確認したうえで、その後の対応を判断することが重要です。
RAID5のデータ復旧に関するよくある質問
まとめ|RAID5のHDD故障は、リビルド前の判断が重要
RAID5は、HDDの故障に備えた仕組みを持つため、1台のHDDが故障してもNASやサーバーが動作を続ける場合があります。
しかし、故障したHDDを交換してリビルドを行えば、必ず問題なく復旧できるとは限りません。
残っているHDDの状態によっては、リビルド中に読み取りエラーが発生したり、リビルドが正常に完了しなかったりする可能性があります。
そのため、重要なデータが保存されているRAID5では、「リビルドする」ことを急ぐのではなく、「現在の状態でリビルドしても問題ないのか」を確認することが重要です。
もしリビルドが終わらない、リビルドに失敗した、複数のHDDに異常がある、NASにアクセスできなくなったなどの症状が発生している場合は、それ以上の操作を行わず、データ復旧についてご相談ください。
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