クイックマンからのお知らせ

SSDのデータ復旧のご説明「異音発生?」「復旧ソフト使用?」「専門業者に依頼?」

2022.06.04

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

①SSDとは?

SSDとはSolid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略でHDDと同じデータの記憶装置です。

用途はパソコンの記憶装置や外付けの記憶媒体で使用されておりHDDと同じですが構造はHDDとは全く異なります。

HDDはよくレコーダプレイヤーに例えられますが、

プラッタという回転している円盤の上を磁気ヘッドという針が動いてデータの読み書きを行います。

SSDは内蔵されている複数のメモリチップに電気でデータの読み書きを行います。

SSDがデータの読み書きを行う際に、駆動するパーツはありません。USBメモリが大容量になったような構造です。

 

SSDを使用するメリットとして、「耐衝撃性が高い」「読み書きが非常に早い」「動作音が静か」という特性があります。

以前は、容量あたりの単価がHDDに比べ非常に高かった為、使用される場面は限定的でしたが、

最近では容量単価もかなり下がり、店頭に並ぶ新品パソコンのほとんどはHDDではなくSSDが使用されています。

また、ポータブルSSDなど、外付用の記憶装置としても急速に普及しています。

 

急速な普及に伴って、障害の発生したSSDのデータ復旧のご依頼件数も急増しています。

 

本日は、データ復旧業者の観点からSSDのデータ復旧についてご説明をさせていただきます。

 

②SSDのデータ復旧とHDDのデータ復旧の違い

SSDとHDDは使用用途が同じですが、内部の構造が全く違う為、データ復旧の方法は大きく異なる場合があります。

特に物理障害からのデータ復旧では全く異なるアプローチでデータ復旧を行います。

つまり「HDDのデータ復旧技術高い業者」が「SSDもデータ復旧できる業者」とは限りません。

もちろん、HDDのデータ復旧もSSDのデータ復旧も両方で高い技術力を持った業者は多くありますが、

HDDについてはクリーンルームが必要な重度障害の対応を行うことが可能な業者でも

SSDについては比較的軽度な症状の論理障害しかデータ復旧できない業者も多くあります。

 

ご使用のSSDに障害は発生しデータ復旧が必要な場合は、

事前にお電話で症状を詳しく伝え物理障害の対応も可能かどうかを確認した上でご依頼いただくことをお勧めいたします。

 

③データ復旧のご依頼の多いSSDのご相談事例

重ねてになりますがクイックマンではSSDの障害のご相談が急増しています。

次に、お客様のからのお問合せの多いご相談事例についてご説明させていただきます。

 

3-1【SSDよくある相談①】フォーマットしてくださいとエラーが表示される

SSDをパソコンに接続すると

「フォーマットする必要があります」とメッセージが表示されデータにアクセスできない。

これは、最も多くいただくご相談の一つです。

ファイルシステムという記憶媒体にデータを読み書きする為に必要なシステム領域が正常に読み込めていないことが原因です。

ファイルシステムが読み込めない原因としては、システム情報が破損している「論理障害」と、

システム情報が書き込まれている領域が物理的に損傷している「物理障害」の両方の可能性があります。

「論理障害」の場合は、市販の復旧ソフトでデータを復旧できる可能性もあります。

しかし「物理障害」が発生している場合には、

復旧ソフトを使用してしまうと症状を悪化させる可能性もあります。

慎重に対応する必要がありますがおススメの方法としてはデータ復旧業者の無料診断を利用する方法です。

データ復旧の専門業者であれば、無料診断を行っている業者も多いので

まずは無料診断で物理障害が発生しているかどうかの確認を行い、

論理障害の場合はご自身で復旧ソフトを試すのも一つの手段です。

 

3-2【SSDよくある相談②】修復・チェックディスクをしてデータが見れなくなった

「修復する必要があります」という表示で修復をしてしまいデータが見れなくなった。

これも、非常に多い相談です。

一般的にチェックディスクと呼ばれる修復プログラムは

SSDの異常を検知しSSDのファイルシステムを正常に戻そうとする仕組みですが、

その際に保存されているデータが書き換えられ消失してしまうことが度々あります。

 

もし、お使いのパソコンでSSDに対して「修復しますか?」というメッセージが表示された場合は、

絶対に修復は実行せずまず第一にデータのバックアップを行ってください。

万が一、チェックディスクでデータ消失した場合は

データ復旧の専門業者にご相談いただくことをおススメさせていただきます。

 

3-3【SSDよくある相談③】SSDから「ブーン」「ジジジ」「キュルキュル」と異音が発生する

「SSDから異音が発生していて認識しません」

これは意外と多くいただく相談ですが、結論としては

SSDに障害が発生し異音が発生することはありません。

HDDでは障害が発生した際に異音が発生することが多いですが、

SSDはデータの読み書き時に駆動するパーツがない為、障害で異音が発生することはありません。

 

SSDからコイル鳴きと呼ばれる甲高い電子音が聞こえる場合もありますが、それは正常に動作している際に発生します。

 

もし、SSDから異音が発生していると感じる場合は、

SSDではなくCPUファンなど他の機器の異常が発生しているケースが多いです。

実際に、クイックマンでご対応させていただく「SSDから異音が発生する」というケースでは、

症状の軽い「論理障害」で対応可能な場合はほとんどです。

ただし、異音については人それぞれ感じ方が違うのでで気になる場合は専門業者に相談してみてください。

 

3-4【SSDよくある相談④】パソコンに認識しない(重度障害)

SSDで最も厄介な障害がパソコンに全く認識させることのできない重度障害です。

SSDの重度障害のデータ復旧技術は、現在発展途上で各社が技術開発を行っているところです。

データ復旧業者によって異なった手法が用いられたり、積み重ねたノウハウが異なる為、

データ復旧会社によってデータ復旧できるできないが別れるところです。

1社目の業者で復旧できない場合は、2社目を探すことも選択肢の一つです。

注意点としては、

復旧できなくても費用が発生する業者は避けて

成功報酬制の業者を選んでご依頼するようにしてください。

 

④まとめ~SSDに異常が発生したら~

SSDに異常を感じたらチェックディスクや修復は行わずに、

データ復旧専門業者の無料診断を受けられることをおススメさせていただきます。

クイックマンではSSDの技術開発にも力を入れており

他社で対応できなかったSSDからデータ復旧できた事例も多くございます。

お困りの際は、クイックマンにご相談いただければ幸いです。

 

【SSDでトラブルの際はクイックマンに是非ご相談ください】

クイックマンは、大手データ復旧会社のエンジニアが独立したベンチャー企業です。

それゆえに、国内最高水準の技術力を保有しています。

また、過剰な広告費など余計な経費をできる限り抑えることで

高額になりがちなデータ復旧をお客様にできる限り安価でご提供しております。

近年急増中のSSDのデータ復旧もお客様のお役に立つことができるよう、

データ復旧の手法を研究開発しています。

トラブルでお困りの際はクイックマンに是非ご相談ください。

 

クイックマン(S&Eシステムズ株式会社) フリーダイヤル:0120-775-200