データ復旧事例
【法人事例】バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAがカチカチ音で認識しない症状からのデータ復旧事例
名古屋市内の法人のお客様から、
「バッファロー製 外付けHDD HD-CD6U3-BAが突然カチカチ音を出し、パソコンで認識しなくなった」とご相談をいただきました。
業務用データが保存されていましたが、バックアップは未取得で業務に影響が出ているそうです。
通電すると異音が続くという事でしたので非常に危険な状態でした。
今回はそのような外付けHDD HD-CD6U3-BAのデータ復旧実例をご紹介します。
ご依頼地域 ：名古屋市中区平和（持込）
機器種別 ：外付けHDD
メーカー：BUFFALO（バッファロー）
型番 ：HD-CD6U3-BA
構成 ：6TB
症状 ：認識不可
障害の状態 ：HDDの重度物理障害
復旧期間 ：10日
カチカチ音のするバッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BA
【お客様からのご相談内容】
バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAは5年程使用しているそうです。
これまで特に不調もなく使い続けていたようですが、突如認識しなくなり外付けHDDからは「カチカチ」という音がする様になったらしいです。
外側のケースを簡単に外す事ができたので、HDD(ハードディスク)を取り出して外付けの別ケースへ入れてPCに接続したものの、
症状は変わらず困った末にお問い合わせをいただきました。
動画編集のデータがこのバッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAに入っていて、どうしてもデータ復旧が必要とおっしゃっていました。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。
バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAの症状まとめ
・電源投入時にカチカチという周期的な異音
・パソコン上ではデバイスとして認識されない
・USB接続音はするが、ドライブが表示されない
・中のハードディスクを別の外付けケースで接続しても症状が変わらない
・異音が止まらず、長時間の通電は危険な状態
このような症状の場合、
HDD内部の物理障害（ヘッド・プラッタ関連）が疑われます。
バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAの診断
データ復旧クイックマン 名古屋本店へ持ち込まれた
バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAをデータ復旧専用設備で診断しました。
その結果、磁気ヘッドの損傷である事が分かりました。
現状では通電するだけでもプラッター(ディスク面)に傷をつける恐れがあります。
そうなるとHDD(ハードディスク)が致命的なダメージを受け、
データ復旧が非常に困難になる可能性があります。
HD-CD6U3-BAは大容量モデルのため、
内部構造が繊細で、異音発生後に通電を繰り返すと
プラッタ（記録面）に致命的なダメージが及ぶ可能性があります。
バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAの診断結果をご報告
先に述べたとおり、バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAは搭載されているHDD(ハードディスク) TOSHIBA製 DT02ABA600Vの磁気ヘッドというパーツの損傷でした。
そのため、診断の時点では、データ復旧できる可能性はあるものの、実際に作業をおこなってみないと分からない状況でした。
お客様はHDD(ハードディスク) の現状と、データ復旧の見通しが現時点では立たない事に愕然とされていました。
しかし、データ復旧をしないという選択肢はなく、そのまま正式なご注文を受けて、データ復旧作業を進める事になりました。
重度障害のハードディスクのデータ復旧作業内容
重度物理障害のHDD(ハードディスク) TOSHIBA製 DT02ABA600Vからデータ復旧するために次の作業を実施しました。
・クリーンルームでの損傷した磁気ヘッドの交換
・内部パーツの調整
・データ復旧専用機器によるクローンハードディスクの作製
・論理構造の解析・データ抽出
重度障害があるHDD(ハードディスク)は、パーツ交換をして制御可能の状態になったとしても、直接データを読み出す事はしません。
負荷をかけ続けて、オリジナルHDD(ハードディスク)が再びクラッシュしてしまったら？ もしかしたらデータ復旧ができなくなるかもしれません。
そのため、直接データを読み出すのではなく、クローンハードディスクをつくってからデータ取得をします。
カチカチ音で認識しないバッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAのデータ復旧結果
バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAに保存されているほぼすべての動画編集データを復旧する事ができました。
お客様にも内容をご確認いただき、復旧データをお渡し、とても喜んでいただけました。
カチカチと音がなっていたので、プラッターにスクラッチが発生している可能性もあり、そうすると多数の破損、欠損ファイルが出たり最悪の場合はデータ復旧ができなくなる事も懸念しました。
しかし、データの読み取りが困難になるようなスクラッチはありませんでした。
ただ、バッファロー 外付けHDD HD-CD6U3-BAが認識しなくなった時、繰り返しの通電や、HDD(ハードディスク)を取り外して接続するなど、お客様でいろいろと試されています。
データ復旧はコストもかかりますし、なによりすぐに必要なデータがある場合は時間もネックになってきます。
そのため、どうにかして認識しないか、いろいろと試すお気持ちはよく分かります。
しかし、カチカチ音がしている場合、重度物理障害が起きている可能性が高いため、すぐに通電を止めていただく事をおススメします。
ご自身でなんとかしようとして、症状が悪化し、結果余計にコストがかかったり、データを失う事になっては目も当てられません。
よくある質問（FAQ）
Q1：HD-CD6U3-BAから「カチカチ音」がする場合、電源を入れても大丈夫ですか？
A1：
いいえ、おすすめできません。
カチカチ音が発生している状態は、HDD(ハードディスク)内部の物理障害が疑われます。
通電を続けることでディスク（プラッタ）に傷が入り、復旧できたはずのデータまで失われる可能性があります。
異音が出た時点で電源を切り、早めに専門業者へ相談することが重要です。
Q2：認識しないHD-CD6U3-BAに市販のデータ復旧ソフトを使ってもいいですか？
A2：
使用は控えてください
物理障害が起きているHDD(ハードディスク)に復旧ソフトを使用すると、
ディスクに過剰な読み込み負荷がかかり、状態を悪化させる恐れがあります。
特に異音がある場合は、ソフトでの復旧はほぼ不可能と考えた方が安全です。
Q3：緊急ではない場合でも、すぐにデータ復旧を依頼した方がいいですか？
A3：
はい、緊急性がなくても早めのご相談をおすすめします。
時間的な余裕がある場合でも、HDD(ハードディスク)の状態は自然に改善することはありません。
早期に診断を行うことで、復旧方法の選択肢が広がり、成功率も高くなります。
【参考：クイックマン名古屋の出張データ復旧をご紹介】
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