データ復旧事例

【緊急対応】　データアクセスができない富士通製PRIMERGYからのデータ復旧（高知県高知市　法人様）

投稿日：2025.12.25 更新日：2025.12.25

メーカー：富士通製
型番：PRIMERGY TX1310 M3
お客様からの症状：アクセスできない
障害：物理障害
期間：2日以内

お客様より：PRIMERGY TX1310 M3へのアクセスができなくなりました。

PRIMERGY TX1310 M3を導入しているお客様から使用できなくなったとの連絡があり、現地へ伺って確認してみたのですが、起動はできているみたいで、データアクセスができなくなっています。一度こちらでもお預かりしようとお客様と交渉しているのですが、担当者様より社内での持ち出し許可が出ないとのことで、現地でデータ復旧を行っていただける業者を探していました。データの復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断の結果、物理障害を発生させていることを確認しました。

現地作業で必要な機材を整え、現地へ訪問しての初期診断を行いました。診断の結果、使用されている4台のハードディスクのうちの1台が物理障害までは発生させていませんが、非常にデータアクセスが遅くなっており、制御情報などの再調整とクローン作業が必要と判断しました。物理障害での対応が可能であることを担当者様へお伝えしましたが、作業状態によっては機器のお預かりが必須となることをご案内したうえで、作業を開始しました。

PRIMERGY TX1310 M3のデータ復旧作業にチャレンジです

データの読み書きが遅くなってしまっているハードディスクに対して制御情報の調整を行ってみましたが、正常稼働の確認が出来なかったため、制御情報の一部をゼロから再構築を行ってみたところ、ハードディスクの正常稼働を確認することが出来たため、そのままクローン作業を行いました。クローン作業の結果、データ領域内のすべての情報取得に成功できたため、クローンディスクを利用しての障害発生時のディスク構成にてRAIDの再構築を行ってみましたが、RAIDの再構築を行えない状態でした。紺頼であれば、高度解析などを利用してRAIDの再構築を行っていくのですが、解析作業に要する時間がかなり必要となるため、一般的に利用されているRAID構成を試していったところ、RAID5を利用されていることがわかり、データ領域内へのアクセスも正常に行うことが出来ました。確認できたデータの一時取得を行い、取得できたデータを担当者様に確認していただくことにしました。

復旧作業結果：PRIMERGY TX1310 M3からのデータ復旧に成功！

一時取得が完了できたため、データの確認を行っていただくために作業の完了を担当者様へお伝えしたところ、すでの10人ほどの方が待機されていました。担当者様にて準備いただいたパソコンに一時取得できたデータを保存しているハードディスクを接続して確認を行っていただいたところ、確認作業を行っていただいた方からは復旧作業成功と判断をいただくことが出来たため、復旧作業成功とさせていただき、データのお渡しを行いました。

担当技術者より：PRIMERGY TX1310 M3のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

サーバー機ではハードウェアRAIDと呼ばれるRAID構成を採用されている機器がほとんどで、RAIDを構成するためのRAIDコントローラと呼ばれるパーツを介してハードディスクへのアクセスを行っています。そのため、ハードディスク単体でのRAIDの再構築は、通常ではかなり困難な状態になります。データ復旧専門業者においては、ハードウェアRAIDからの再構築を行うためのノウハウを持っていることが多いため、サーバー機からのデータ復旧をご依頼される場合は、必ずサーバー機からのデータ復旧が可能な業者にご相談いただけますと幸いです。また、RAIDの基本的なデータの保存状態として、1つのデータが複数のディスクに分散されて書き込まれるため、1台のディスクを解析してデータを取り出すということはほぼ不可能となります。RAIDが使用されている機器からのデータ復旧につきましては、クイックマンなどのデータ復旧業者へご依頼をいただけますと幸いです。