
データ復旧事例
豊岡市 製造業 法人事例|赤ランプ点滅でアクセスできないTeraStation TS5200DN0202から重要データを復旧に成功!

メーカー:Buffalo(バッファロー)
型番:TeraStation TS5200DN0202 容量:2TB×2
症状:赤ランプが点滅しアクセスできない
障害:複合障害
期間:2日
お客様からのお問合せ内容:赤ランプが点滅しアクセスできないNAS
豊岡市内の製造業法人様より「TeraStationの赤ランプが点滅していて、共有フォルダに全くアクセスできない」とご相談をいただきました。
使用機器は Buffalo(バッファロー)製 TeraStation TS5200DN0202(2TB×2/RAID1構成)。
社内では設計図面や加工データを複数端末で共有しており、NASが使えない状態では生産ラインが完全に止まってしまうため、業務に大きな支障をきたしていました。
メーカーサポートに連絡したところ「HDDが2台とも故障している可能性がある」と案内され、データ復旧専門業者を探した結果、神戸三宮ラボに直接お持ち込みいただきました。
「重要なデータだけでも早く取り戻したい」とのことで、即日診断を実施しました。
診断結果:1台が以前から故障、残る1台も不良セクタ拡大で認識不能に
データ復旧専用機器に接続して診断を行った結果、2台とも物理障害を確認しました。
同時に2台共認識できなくなることは考えにくい為、1台は以前から機能しておらず、もう1台のHDDのみで動作していたと判断しました。ただ直近まで動作していたのでうち1台には最新のデータが存在していると推定できる為、両方のHDD共精密なクローンディスクを作成し、より新しいデータが存在するHDDからデータ復旧する事をお客様にご提案。特急ぷらんで正式にご注文頂いたので作業を開始しました。。
復旧作業実施:不良セクタを避けながら慎重にクローン作成
まずは1台ずつデータ復旧専用機器に接続し、セクタ単位のクローンを作成しました。
特に不良セクタが集中していた領域では読み取り負荷を細かく制御し、データの取り残しが無いように慎重に処理。
無事2台共精密なクローンディスクを作成する事が出来ました。
双方のクローンディスクが完成した後、データのタイムスタンプを見比べ、1番ディスクのデータが直近まで動作していたHDDと判明。
1番HDDのクローンディスクを解析し、設計図面・製造記録・納品書データなど、業務継続に必要なデータを優先的に抽出しました。
復旧作業の結果:直近案件のCAD・工程データを優先確保し、業務再開を支援
お客様に復旧したデータの確認を行って頂くため、一部をサンプルデータとしてクラウド経由で納品。お客様の工場内の環境で動作確認して頂くと無事動作出来る事を確認して頂けました。復旧したデータを外付けHDDにコピーし郵送で納品。結果としてお預かりから2日間で納品ができ、担当者様からは「最新の図面が揃ったので工程を止めずに済んだ」と安堵のお言葉をいただきました。今回の肝は、クローンを2系統用意し、“最新を選ぶ”ための比較検証を正しく行った点にあります。
技術者より
RAID1は片側障害時にも動作継続できる一方、片側停止に気づかないまま運用が続くと、残る1台の劣化が進んで停止することがあります。赤ランプ点滅や異音、再構築失敗の通知が出たら、そのまま再起動を繰り返すのではなく、速やかに電源を落として専門診断を受けてください。また、RAID1は冗長化でありバックアップとは役割が異なります。別筐体・別世代へのバックアップを併用し、月次のSMART確認と障害通知の有効化を運用ルールとして徹底することが再発防止につながります。
まとめ
本件は Buffalo TeraStation TS5200DN0202(2TB×2/RAID1) において、両HDDに物理的な不良セクタがあり、うち1台は以前から実運用から外れていたため、実質シングル運用の状態で稼働していたケースでした。復旧では2台を個別に精密クローン化し、タイムスタンプ照合で最新データを選定する手順を採用。結果として直近案件のCADや工程・納入データまで含めて正常に確保でき、業務継続に直結する成果を短期間で提供できました。RAID1障害でも、適切な手順を踏めば“最新を守る”復旧が十分に可能です。
FAQ
Q1. RAID1なのにアクセス不能になるのはなぜ?
片側が以前から停止して実質シングル運用になっていると、残る1台の劣化が進んだ時点で停止します。今回がまさにその典型です。
Q2. 復旧ではなぜ両方のクローンが必要?
どちらが最新を保持しているかは運用状況次第で異なるため、2系統をクローン化して更新日時で比較するのが最も確実です。
Q3. タイムスタンプ以外に見るポイントは?
更新日時に加え、ファイルサイズ、ハッシュ、アプリでの開閉検証を組み合わせ、壊れていない“生きたデータ”を選びます。
Q4. すぐに使いたい最重要データだけ先に出せますか?
はい。特急プランでご依頼頂いた場合、優先フォルダをご指定いただければ、比較結果を踏まえて先行抽出し、残りは順次整えてお渡しします。
Q5. 再発防止の具体策は?
障害通知の有効化、月次のSMART確認、HDDの計画交換、別筐体・別世代バックアップの併用が効果的です。
【クイックマンからのお知らせ】
急ぎでデータが必要ということでデータ復旧のご相談をいただくことが増えてきています。
特に神戸・大阪市内の場合、出張費無料でのデータ復旧のご提供が可能です。
詳細は下記よりご確認ください。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマン 心斎橋本店大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F [caption id="attachment_1897" align="aligncenter" width="420"]![]() |
データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F [caption id="attachment_1898" align="aligncenter" width="420"]![]() |
(東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒) |
(大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面) |
データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ神戸市中央区東町116-2 オールドブライト4F [caption id="attachment_1897" align="aligncenter" width="420"]![]() |
データ復旧クイックマン 名古屋本店名古屋市中区丸の内2-19-25 MS桜通 9F [caption id="attachment_11891" align="aligncenter" width="420"]![]() |
(三宮駅からさんちか通ってすぐ!市役所の南側です) |
(地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩1分) |
兵庫県内のクイックマン受付店をご紹介
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嶌津 篤勝(しまづ あつかつ) |
お問い合わせ:
Tel:0120-775-200
✉:info@s-systems.jp
https://www.quickman-pc.com/rescue/
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豊岡市内の製造業法人様より「TeraStationの赤ランプが点滅していて、共有フォルダに全くアクセスできない」とご相談をいただきました。
使用機器は Buffalo(バッファロー)製 TeraStation TS5200DN0202(2TB×2/RAID1構成)。
社内では設計図面や加工データを複数端末で共有しており、NASが使えない状態では生産ラインが完全に止まってしまうため、業務に大きな支障をきたしていました。
メーカーサポートに連絡したところ「HDDが2台とも故障している可能性がある」と案内され、データ復旧専門業者を探した結果、神戸三宮ラボに直接お持ち込みいただきました。
「重要なデータだけでも早く取り戻したい」とのことで、即日診断を実施しました。
診断結果:1台が以前から故障、残る1台も不良セクタ拡大で認識不能に
データ復旧専用機器に接続して診断を行った結果、2台とも物理障害を確認しました。
同時に2台共認識できなくなることは考えにくい為、1台は以前から機能しておらず、もう1台のHDDのみで動作していたと判断しました。ただ直近まで動作していたのでうち1台には最新のデータが存在していると推定できる為、両方のHDD共精密なクローンディスクを作成し、より新しいデータが存在するHDDからデータ復旧する事をお客様にご提案。特急ぷらんで正式にご注文頂いたので作業を開始しました。。
復旧作業実施:不良セクタを避けながら慎重にクローン作成
まずは1台ずつデータ復旧専用機器に接続し、セクタ単位のクローンを作成しました。
特に不良セクタが集中していた領域では読み取り負荷を細かく制御し、データの取り残しが無いように慎重に処理。
無事2台共精密なクローンディスクを作成する事が出来ました。
双方のクローンディスクが完成した後、データのタイムスタンプを見比べ、1番ディスクのデータが直近まで動作していたHDDと判明。
1番HDDのクローンディスクを解析し、設計図面・製造記録・納品書データなど、業務継続に必要なデータを優先的に抽出しました。
復旧作業の結果:直近案件のCAD・工程データを優先確保し、業務再開を支援
お客様に復旧したデータの確認を行って頂くため、一部をサンプルデータとしてクラウド経由で納品。お客様の工場内の環境で動作確認して頂くと無事動作出来る事を確認して頂けました。復旧したデータを外付けHDDにコピーし郵送で納品。結果としてお預かりから2日間で納品ができ、担当者様からは「最新の図面が揃ったので工程を止めずに済んだ」と安堵のお言葉をいただきました。今回の肝は、クローンを2系統用意し、“最新を選ぶ”ための比較検証を正しく行った点にあります。
技術者より
RAID1は片側障害時にも動作継続できる一方、片側停止に気づかないまま運用が続くと、残る1台の劣化が進んで停止することがあります。赤ランプ点滅や異音、再構築失敗の通知が出たら、そのまま再起動を繰り返すのではなく、速やかに電源を落として専門診断を受けてください。また、RAID1は冗長化でありバックアップとは役割が異なります。別筐体・別世代へのバックアップを併用し、月次のSMART確認と障害通知の有効化を運用ルールとして徹底することが再発防止につながります。
まとめ
本件は Buffalo TeraStation TS5200DN0202(2TB×2/RAID1) において、両HDDに物理的な不良セクタがあり、うち1台は以前から実運用から外れていたため、実質シングル運用の状態で稼働していたケースでした。復旧では2台を個別に精密クローン化し、タイムスタンプ照合で最新データを選定する手順を採用。結果として直近案件のCADや工程・納入データまで含めて正常に確保でき、業務継続に直結する成果を短期間で提供できました。RAID1障害でも、適切な手順を踏めば“最新を守る”復旧が十分に可能です。
FAQ
Q1. RAID1なのにアクセス不能になるのはなぜ?
片側が以前から停止して実質シングル運用になっていると、残る1台の劣化が進んだ時点で停止します。今回がまさにその典型です。
Q2. 復旧ではなぜ両方のクローンが必要?
どちらが最新を保持しているかは運用状況次第で異なるため、2系統をクローン化して更新日時で比較するのが最も確実です。
Q3. タイムスタンプ以外に見るポイントは?
更新日時に加え、ファイルサイズ、ハッシュ、アプリでの開閉検証を組み合わせ、壊れていない“生きたデータ”を選びます。
Q4. すぐに使いたい最重要データだけ先に出せますか?
はい。特急プランでご依頼頂いた場合、優先フォルダをご指定いただければ、比較結果を踏まえて先行抽出し、残りは順次整えてお渡しします。
Q5. 再発防止の具体策は?
障害通知の有効化、月次のSMART確認、HDDの計画交換、別筐体・別世代バックアップの併用が効果的です。
【クイックマンからのお知らせ】
急ぎでデータが必要ということでデータ復旧のご相談をいただくことが増えてきています。
特に神戸・大阪市内の場合、出張費無料でのデータ復旧のご提供が可能です。
詳細は下記よりご確認ください。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマン 心斎橋本店大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F |
データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F |
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