クイックマンからのお知らせ

【TVで紹介】　緊急対応データ移行中にアクセスができなくなったサーバー機からデータ復旧！（岡山県浅口市　法人様）

2025.09.18

メーカー：富士通製
型番：PRIMAGY TX2550 M4
お客様からの症状：データアクセスができない
障害：物理障害
期間：36時間以内

お客様より：PRIMAGY TX2550 M4へのアクセスができなくなりました。

PRIMAGY TX2550 M4の保守期限が過ぎてしまったため、クラウド環境へのデータ移行を行うことにし、環境準備を行っていました。クラウド側の環境が整ったので、PRIMAGY TX2550 M4内で構築していた仮想サーバー内のデータをクラウド環境に移そうとしましたが、データの移行が出来なかったため、仮想環境の再起動を行ってみても症状が改善されず、PRIMAGY TX2550 M4の再起動を行うと起動ができなくなてしまいました。CAD関連のデータが非常に重要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：PRIMAGY TX2550 M4からのデータ復旧は可能と判断できる状態でした

作業用機材を準備し、出張での初期診断を開始しました。データ復旧専用機器にて使用されているハードディスクを確認してみたところ、使用されている4台のハードディスクうち、1台から物理障害の発生を確認しました。お客様のお急ぎ度合いからその場で作業を開始することにしました。

PRIMAGY TX2550 M4のデータ復旧作業にチャレンジです

まずは専用機器にて障害ハードディスクに対してクローン作業を行い、障害が発生していない3台のハードディスクと併せてRAIDの再構築を実施してみました。RAIDの再構築自体は成功しているようでしたが、直近1年分ほどのデータのほとんどが破損してしまっており、RAIDの構成を1から見直すことにしました。その結果、4番で使用されているディスク上のデータが保持していた最新の日付情報が他のディスクとは一致していなかったため、4普段のディスクを使用しない形でRAID5の再構築を行って見たところ、データの存在を確認できるようになり、一部のファイルをピックアップしてのオープン確認でも正常に開くことができる状態であることを確認できました。

復旧作業結果：PRIMAGY TX2550 M4からのデータ復旧に成功！

再構築を行ったRAID5環境にて確認できるデータの一時取得を実施して、お客様環境にて取得できたデータの確認を行っていただきました。確認作業の結果、無事に復旧作業成功しているという判断をいただくことが出来たため、事前にお客様にて準備をされていた納品用媒体へデータの移行を行って復旧データとしてお渡しを行いました。

担当技術者より：岡山でPRIMAGY TX2550 M4のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

RAID5で運用をされている場合、ディスクエラーによってもともと構成しているディスクがRAID構成から外されることがあります。この現象自体はごくごく普通に発生する現象なのですが、見落としてしまうと突然データが使用できなくなるというようなトラブルが発生する場合があります。できれば異常が発生した場合にはサーバー管理者へメールが届くように設定を行っていただくことで、迅速にエラー状態を解除することも可能です。RAID5では、パリティと呼ばれるデータ補正用の情報を利用することで、1台だけですがディスクエラーな発生などでRAID構成から外されたディスクがあったとしても正常に稼働し続けるという耐障害性を持ったRAID構成です。定期的にエラー監視を行って対応していただくことで、深刻なエラーを回避させることができる場合もあるため、ログ監視を行っていただくことをおすすめします。サーバー機やNAS機器のトラブルの際はぜひクイックマンへご相談ください。お客様の障害機器によっては、データ復旧機材をお持ちしての現地でのデータ復旧も可能です。