データ復旧事例

【TVで紹介】　緊急対応ファームウェアアップデートに失敗したLANDISKからの復旧成功（大阪市城東区　法人様）

投稿日：2025.06.19 更新日：2025.06.19

メーカー：アイ・オー・データ製
型番：HDL4-XA8
お客様の状況：起動できない
障害：論理障害
期間：36時間以内

お客様より～HDL4-XA8へのアクセスができなくなった！～

資料用のデータを保存しており、数日前にHDL4-XA8ファームウェアのアップデート通知が届いていたため、空き時間にアップデートを行うことにしました。アップデートが完了したところで再起動するよう表示されたため指示に従ったのですが、そこからHDL4-XA8が起動できなくなってしまいました。クイックマンさんが近いので本来であればお持ちしたいのですが、内部規定で機器の持ち出しを行うことができないため、出張でのデータ復旧を希望します。重要度の高いデータはテキストやcsv、パワーポイント、PDF、画像データなどです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果～HDL4-XA8からのデータ復旧は可能～

作業用機材を準備し、現地へ訪問しての初期診断を実施しました。使用されているハードディスク4台のハードディスクからは物理的な障害は見当たらず、論理障害での対応が可能と判断しました。

HDL4-XA8の復旧作業にチャレンジです

本来であればクローン作業を行いたかったのですが、4台のハードディスクに対してのクローン作業となるとかなりの時間がかかるため、お客様に作業上のリスクを説明したうえで、お預かりしたハードディスクから直接データ復旧を行っていくことにしました。RAIDデータ復旧専用機へハードディスクを接続し認識状態を確認後、解析用環境にてRAIDの構成情報の確認と再構築を行って見たところ、RAID5で構築されていることが確認でき、保存されているデータ量も2TB程度あることが確認できました。念のために現時点での優先度の高いデータを伺ってみましたが、特に優先度をつけるようなデータはないとのことでしたので、確認できた全データの取得を行うことにしました。

復旧作業の結果～HDL4-XA8からの復旧成功！～

取得できたデータをお客様環境にてオープン確認を含めた状態の確認を行っていただきました。在席されていた4名ほどの方それぞれで必要なデータの確認を行っていただきましたが、無事にデータが復旧できているという確認をいただくことが出来たため、復旧作業成功とさせていただき、データのお渡しを行いました。

担当技術者～大阪市でのHDL4-XA8のトラブルはクイックマンにお任せください！～

NASではよくファームウェアという表現をされていますが、パソコンに置き換えると、WindowsやMacOSと同等のものとご理解いただくことができます。脆弱性対策などのために、WindowsやMacOSでは基本的に一定の周期でアップデートが行われますが、NASのファームウェアも同様のことが行われています。そのため、ファームウェアのアップデートが失敗するということも当然のようにリスクとして認識しておく必要があります。最悪の場合は、RAID自体をはじめから再構成させていくことが必要になるケースもあるため、リスク回避のためのバックアップを行っていただくことが重要となってきます。また、ここ数年で情報セキュリティに対する意識が急速に高まってきていることもあり、使用されているデータや機器によっては、施設外への持ち出しを厳しく制限されている場合があります。クイックマンでは、データ復旧機材を持ち込んでの出張診断、可能であればその場でのデータ復旧を提供する音が可能です。NASなどの機器トラブルで持ち出しができないようなときは、フリーダイヤルよりご相談いただきますよう、お願いいたします。