データ復旧事例

落としたLinkStationから異音！摂津本山の飲食店様よりご依頼、重度物理障害でも復旧成功

投稿日：2025.06.05 更新日：2025.06.05

メーカー：バッファロー(Buffalo)製
型番：LinkStation LS710D0101　容量：1TB
症状：アクセスできない
障害：重度物理障害
期間：10日間

摂津本山|外付けHDD重度物理障害データ復旧事例　お問合せ内容　

「飲食店の経理データやレシピ、お客様との写真などが入っているNASが、うっかり落下させてしまってから変な音がするようになった。電源は入るもののパソコンでは認識されなくなった」と、摂津本山にある飲食店を経営されているお客様よりご相談をいただきました。
すでに他社へ一度見積を依頼したものの、提示された金額が非常に高額であったことから、「セカンドオピニオンとして診断と見積をお願いしたい」とのことで、店舗にお持ち込みいただきました。急ぎではないが、写真やメニューの画像などが大切な記録であるため、復旧できるならお願いしたいとのことでした。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

摂津本山|外付けHDD重度物理障害データ復旧事例　診断結果のご案内

店舗でお預かりした機器は、Buffalo製のNAS「LinkStation LS710D0101（1TBモデル）」でした。
慎重に通電を行ったところ、すぐに「カチッカチッ」と断続的な異音が発生。明らかにHDDの内部で物理的な障害が生じている兆候でした。この異音は磁気ヘッドの損傷が原因と判断。重度物理障害と診断しました。
この結果とともに復旧作業の内容と費用をご説明したところ、「前の業者の見積の半額以下です。ぜひ復旧をお願いします」と、正式にご依頼をいただきました。

摂津本山|外付けHDD重度物理障害データ復旧事例　復旧作業

今回のように落下によって磁気ヘッドが破損してしまったHDDは、極めて慎重な処置が必要となります。まずクリーンブース内でHDDを分解し、対応可能なドナーHDDから動作確認済みの磁気ヘッドを移植しました。移植作業は熟練の作業員が慎重に行い、ディスク面に大きな損傷がないことを確認したうえで、クローン作成作業に移行します。
データ復旧専用機器を使用し、物理障害を回避しながらセクタ単位で慎重にクローンディスクの作成を行いました。幸いにも、論理領域の損傷も少なく、メニュー画像や経理データを含めたお客様の大切なデータを99.9%以上、ほぼ全件回収することができました。

摂津本山|外付けHDD重度物理障害データ復旧事例　作業結果

復旧データは、新しいHDDに保存した上で、ご来店いただいたお客様にご確認いただきました。
「レシピと画像、特にお客様との写真が戻ってきて本当に嬉しいです。前の業者では復旧できるかもわからない状態で高額だったので、正直諦めかけていました。地元にこういう対応をしてくれるお店があると知れてよかったです」と笑顔でお話しいただけました。
「最近は飲食業界もデジタル化が進んでいて、こういったデータの復旧ニーズが増えています。お力になれて本当に良かった」とお伝えし復旧データを納品させて頂きました。

摂津本山|外付けHDD重度物理障害データ復旧事例　技術員より

NASや外付けHDDなどの機器は、落下や衝撃に弱く、たった一度の転倒でも今回のような重度物理障害を引き起こすことがあります。
また、異音が出ている状態で電源を繰り返し入れると、ディスク面に傷が入り、復旧率が大きく下がる可能性があるため、異音がした段階で電源を切り、専門業者に相談するのが最も安全です。
データは戻ってきます。諦めず、正しいステップを踏むことが大切です。

摂津本山|外付けHDD重度物理障害データ復旧事例　まとめ

今回は「摂津本山の飲食店様」からのLinkStation LS710Dのデータ復旧ご依頼で、重度の物理障害という困難な状況の中でも、データを無事回収することができました。
「変な音がして認識しない」「他社の見積が高すぎる」「急ぎではないが大切な思い出や記録を復旧したい」――そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。迅速かつ的確な対応で、最適な解決策をご提案いたします。