データ復旧事例

【TVで紹介】　緊急対応作業中に異音が発生したポータブルハードディスクからの復旧成功（大阪市北区　法人様）

投稿日：2025.05.22 更新日：2025.05.22

メーカー：東芝製
型番：HDTB520AK3AA
お客様の状況：繋ぐとパソコンが固まる
障害：重度物理障害
期間：48時間以内

お客様より～HDTB520AK3AAが使えなくなった！～

出張のため大阪に来ており、近くの喫茶店で動画の編集作業を行っていました。一通りの作業が終われたのでHDTB520AK3AAにデータを保存しようとしたのですが、パソコンが固まってしまいました。USBを抜き差ししてみましたが、パソコンに繋ぐと少しして動きが不安定になって頻繁に固まるようになってしまいました。おそらくですが、飲み物が入ったカップを動かした際にHDTB520AK3AAに当ててしまってから動くがおかしいです。明日にはどうしても必要なデータがあるので、何とかしてデータ復旧をしていただきたいです。

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診断結果～HDTB520AK3AAからのデータ復旧は可能～

データ復旧専用機器にて診断を行ってみました。専用機器上での制御は可能だったのですが、不良セクタの大量発生を確認しました。ハードディスク自体がUSB端子が基板上に使用されているものであったため、効率よく最速でのデータ復旧ができるように重度物理障害での対応を行うことにしました。

HDTB520AK3AAの復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器を使用する前に、HDTB520AK3AAにて使用されているハードディスクの制御基板の調整を行い、専用機器上での調整作業を行いやすいようにしたうえで、クローン作業を開始しました。全体領域のクローン作業の完了までに24時間近くかかりましたが、全体領域の95%程度まで何とか取得できました。作成したクローンディスクのデータ領域内へアクセスを行ってみましたが、お客様から伺っている優先度の高いフォルダの存在を確認できなかったため解析作業を行い、確認できたデータの一時取得を行って、確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果～HDTB520AK3AAからの復旧成功！～

解析作業にて一時取得できたデータの確認を行っていただきました。やはりといいますか、クローン作業のみで取得できたデータの中には優先度の高いデータの存在を確認していただくことはできず、解析作業にて取得したデータの確認を行っていただいた際に、フォルダ名称が破損していましたが、必要なデータが存在していることを確認していただくことが出来ました。対象フォルダ内にあるファイルのオープン確認を行っていただいたところ、一部のファイルに破損があり、最重要と捉えていたファイルも開くことができませんでした。しかしながら、作業過程を保存していたフォルダ内に正常に開くことができるファイルがあり、再編集をかければ何とかなりそうとのことでしたので、復旧作業成功とさせていただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者～大阪市でのHDTB520AK3AAのトラブルはクイックマンにお任せください！～

ハードディスクの製造メーカーから販売されているポータブルタイプのハードディスクはSATA端子ではなく、USB端子が採用されているものがほとんどとなっています。ただ、USB端子からでのデータ復旧の場合、想定以上に時間がかかる場合があるため、制御基板自体の調整を行って最速でのデータ復旧を行えるように対応を行っている場合があります。また、障害状態によっては、物理障害の機器であっても、重度物理障害での対応を行うことで、復旧作業のスピードや成功率の向上を見込むことができる場合があります。重度物理障害の場合、担当エンジニアによる物理的な部品の交換などがあるため、復旧不可のリスクが付きまといますが、物理障害での対応を行うより成功率が高くなることがあります。エンジニアの経験などを踏まえた総合的な判断で診断を行い、障害状態の判断をしております。ご要望がございます場合は、まずは診断前にお伝えいただけますと幸いです。