データ復旧事例

【緊急出張】ディスクエラーの発生でデータアクセスができなくなったランディスク(HDL-Z4WL8I2)からのデータ復旧(物理障害　香川県坂出市　製造業)

投稿日：2023.09.26 更新日：2023.09.26

メーカー：アイ・オー・データ製(内蔵：WesternDigital製)
型番：HDL-Z4WL812(内蔵：WD20EFRX)
症状：ディスクエラーが発生してアクセスできない
障害：物理障害
期間：48時間程度

※オプション料金別

お客様より

社内の部署ごとに設置されているランディスクです。導入してから2年ぐらいでディスクエラーを確認したため、エラーディスクを交換して使用してたのですが、またディスクエラーが発生したため交換をしようとしたのですが、2回目の交換を行うとデータがなくなる可能性があるとのことで、電源を切った状態でおいています。保存しているデータの中に社内的に機密度が高いデータを保管しているため、社内規定上社外への機器持ち出しを行うことができません。しかしながらデータの重要度は非常に高いため、データ復旧を行っていただきたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

社外秘データのためどうしても障害機器の社外への持ち出しをすることができないとのことでしたので、こちらよりお伺いして現地での診断作業を行ってみると、機器のRAIDを構成する4台のハードディスクの中で、過去に交換用で使用した1台のハードディスクから物理障害を発生させていることを確認しました。

復旧作業にチャレンジです

取り急ぎ、物理障害を発生させているハードディスクのクローン作業を開始し、正常に稼働している3台のハードディスクからまずはデータの取り出しを行うことができないか試してみましたが、過去の一部のデータについてはデータ取得ができ、ファイルも正常に開くことができましたが、お客様から復旧優先度が高いと伺っているデータについては取得することができませんでした。クローン作業開始から12時間ほど経過したところで、一通りのクローン作業が完了できたため、先ほどの3台のハードディスクを合わせてRAID環境の再構築を行ってみることにしました。再構築したRAID5のデータ領域へアクセスを行ってみたところ、フォルダやファイルの存在を確認することができました。あらかじめ伺っていた最優先フォルダも見つかり、対象フォルダ内のエクセルやPDFのファイルをランダムにオープン確認を行ってみたところ、すべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業の結果

最優先フォルダの一部のファイルを一時取得し、お客様に確認いただいたところ、復旧成功と判断をいただくことができました。その後、確認できたデータをあらかじめご準備いただいていたの納品用媒体へのデータ移行作業を開始しました。データ量が3.4TB程度あったため、少々お時間をいただきましたが、無事に全データの取得を完了し、データのお渡しを行うことができました。

出張データ復旧について

物理障害を発生させているハードディスクが1台であったため、別の3台のハードディスクからデータ復旧を試みたのですが、かなりデータの状態が悪かったためクローン作業を行って最終的に4台のハードディスクがそろっている状態からデータ復旧作業を行うことにしました。復旧対象となったデータもかなりの大容量であったため、全データの取得完了にお時間をいただきましたが、非常にご納得の頂ける結果となりました。念のためにNDA(秘密保持契約)を締結させていただいてから、復旧作業を開始しましたが、クイックマンではお客様の要望がございましたら、その場で契約を締結することも可能です。緊急での出張対応をご相談される際は併せてご相談いただければと思います。