データ復旧事例

起動できなくなったノートパソコン(Inspiron15 5558)からのデータ復旧(物理障害　大阪市住吉区　小売り業)

投稿日：2023.03.09 更新日：2023.03.09

メーカー：DELL製(内蔵：WesternDigital製)
型番：Inspiron15 5558(内蔵：WD5000LPVX)
症状：起動できない
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

3年くらい前まで使用していたパソコンです。新しいパソコンに買い替えてからは放置状態で、必要なデータがあれば起動させて取り出すということを行っていました。今回も必要なデータがあったためパソコンを起動させてみたのですが、画面が黒いままで動いているのかわからなくなっています。デスクトップに保存しているエクセルのデータが必要です。

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診断の結果

専用機器にて初期診断を行うと、起動から認識までは正常に行うことができましたが、データ領域内へのアクセスを行った際に不良セクタが見つかってきたため、クローン作業が必須な物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にて障害ハードディスクのクローン作業を行い、全体領域の99.99%を取得することができました。負荷調整を行って領域全体の取得を行えるかと思ったのですが、不良セクタとなった領域の読み出しができない状態でした。作成したクローンディスクを使用してデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、取り急ぎデータの一時確保を行いました。確保できたデータ内にデスクトップフォルダの存在が確認できたため、保存されているエクセルデータの対してオープン確認を行うことにしました。

復旧作業の結果

オープン確認を行ってみた結果、選択したエクセルファイルすべて正常に開けることが確認できたため、復旧成功と判断しました。お客様へ復旧作業の結果の報告を行い、取得できたデータを復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

物理障害と判断した場合に発生している不良セクタですが、発生する量に関わらず、保存しているデータに影響を及ぼしています。保存しているデータというのはパソコンが起動するための情報やインストールされている様々なプログラムも含まれています。経験上の話になりますが、データ復旧の依頼時に必要とされるデータは、デスクトップやドキュメントなどの個人用フォルダに保存されているデータが多く、広範囲に不良セクタが広がっていなければ、復旧成功と判断できるケースが多いです。そうは言いながらも、ほんの数セクタ程度の不良セクタのために再重要データとして伺っているデータが復旧できなかった場合もあります。まずは、初期診断を行わせていただき、データ復旧作業をご依頼いただくことが大切なデータを取り戻すための重要なプロセスです。まずはフリーダイヤルよりご相談ください。