データ復旧事例

データ用ドライブとして使用していたハードディスク(WD10EZRX)からのデータ復旧(重度物理障害　大阪府守口市　デザイン業)

投稿日：2022.11.10 更新日：2022.11.10

メーカー：WesternDigital
型番：WD10EZRX
症状：認識しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：5日程度

※オプション料金別

お客様より

デスクトップパソコンにハードディスクを追加して納品済のアーカイブデータを保存していました。3日ほど前に作業中にカチカチといった音がしたため、取り急ぎ電源を落として再度起動させてみたのですが、カチカチ音がしながらもパソコンは使用できるという状態です。画像データのみの保存です。何とかデータを復旧していただきたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行いました。通電確認を行った時点で異音の発生を確認し、ハードディスクが起動できなかったため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封し内部状態の確認を行って作業を行うことが可能と判断できたため、ヘッド交換作業を行いました。専用機器を通しての正常起動と認識が確認できたため、そのままクローン作業を行いました。作成したクローンディスクは障害ハードディスクの全体領域をエラーの発生なく取得することができました。作成したクローンディスクのデータ領域にアクセスを行ったところ、データの存在が確認できたのですが、一部のフォルダにてアクセスを拒絶されることがあったため、データ復旧ツールを使用して確認できるデータ全てを一時取得し、データのオープン確認を行うことにしました。

復旧作業の結果

一時取得を行ったデータの中でJPGとPNGファイルをそれぞれ40ファイルほど選択してオープン確認を行ってみました。選択したファイルすべて正常に開けることが確認できたため、一部オープン確認の対象外となるファイルもありましたが、まずは復旧成功と判断しました。お客様に復旧作業の結果をご報告し、お客様の作業環境をノートパソコンで構築していただいてオープン確認の対象外となったファイルの確認を行っていただきました。お客様に行っていただいたファイルのオープン確認でも選択ういただいたふぁうryすべて正常に開くことができたため、復旧成功とさせていただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

復旧作業にて取得できたデータについては、ファイルのオープン確認を行って復旧可否の判断を行っていますが、専用ソフトを必要とするファイルの一部はオープン確認を行うことができません。お客様で使用されているソフトを使用させていただくことで、確認作業を行うことができる場合もありますが、ライセンス認証の問題があるため、できる限り必要であれば、お客様にてデータの確認環境をご準備いただいた方がよろしいかと考えています。障害発生時はクイックマンへデータ復旧のご相談をいただけますよう、お願いいたします。