データ復旧事例

アクセスができなくなったランディスク(HDL2-AA0/E)からのデータ復旧(物理障害　兵庫県赤穂市　小売り業)

投稿日：2021.08.03 更新日：2021.08.03

メーカー：アイ・オー・データ(内蔵：WesternDigital)
型番：HDL2-AA0/E(内蔵：WD5000AAKX)
症状：データにアクセスできない
障害：物理障害
費用：59,800円(税込65,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

興味本位でHDL2-AA0/Eを購入してサーバーとして使用していました。一昨日まで問題なく使えていたのですが、昨日の昼頃からピーピーと警告音が鳴ってHDL2-AA0/Eにアクセスができなくなりました。ハードディスクを取り出してUSBでパソコンにつないでも中の情報が読めずLinuxならデータが読めるとインターネットにあったので試したのですが、データを確認することができませんでした。製品情報や管理のデータ、写真などを保存しています。細かいことは覚えていないのでできる限りのデータを復旧してほしいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

HDL2-AA0/Eで使用されているハードディスクを専用機器にて初期診断してみました。起動から認識までは正常に行える状態でしたが、制御情報を確認すると、データの破損が多く、データ領域に不良セクタが発生していたため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器を使用してハードディスクのクローン作業を行い、作成したクローンディスクのデータ領域へのアクセスを行ってみました。いくつかのパーティションは情報が破損していて正常なアクセスができませんでしたが、データが保存されているパーティションの認識はできたため、データの一時取得を行いました。取得できたデータを30ファイル程度ランダムに選択しのオープン確認を行ってみましたが、30ファイルすべて正常に開けることを確認しました。

復旧作業の結果

お客様に取得できたデータの確認を行っていただきました。選択されたファイルはすべて正常に開けることを確認していただき、データ量的にも問題がないということで復旧成功と判断し、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

10年ほど前からになると思いますが、ランディスクを含めたNASのフォーマット形式はLinuxでは読めなくなっているものがほとんどです。もちろん設定に仕方によっては、Windowsでも読み出せるようにすることも可能ではあります。ただ、今回のようなデータの破損状態になると、パソコンからの正常なデータの読み出しは難しくなることが多いです。専用の機器を通してあげることで、安全にデータを復旧させ、復旧成功率を上げることが可能となります。ランディスクなどのNASにてデータへのアクセスができなくなってしまったら、一度クイックマンにご相談くださいますよう、よろしくお願いいたします。