データ復旧事例

エラー発生で起動しなくなったランディスク(HDL-Z2WM4C2)からのデータ復旧(物理障害　和歌山県海南市　サービス業)

投稿日：2021.07.24 更新日：2021.07.24

メーカー：アイオーデータ(内蔵：WesternDigital)
型番：HDL-Z2WM4C2(内蔵：WD20EFRX)
構成：2TB×2台構成、RAID1
症状：再起動をかけてから起動しなくなった
障害：物理障害
費用：59,800円(税込65,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

数日前からデータの読み書きが不安定になってきたため、再起動を行ってみたのですが、警告音のような音が鳴り続けて。起動しなくなってしまいました。売り上げ管理のエクセルやSNSで使用している写真のデータなどを保存しています。業務が止まってしまっているのでできるだけ早めにデータが欲しいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

HDL-Z2WM4C2にて使用されているハードディスクを専用機器使用して初期診断を行いました。１台は起動から認識、データ領域へのアクセスまで正常に行うことができましたが、もう1台はデータ領域へのアクセスを行おうとすると、データの読み書きができなくなってしまっている領域が見つかったため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

お預かりした2台のハードディスクを専用機器にてクローン作業を行いました。作成したクローンディスクのデータ領域へアクセスを行ってみたところ、どちらもフォルダやファイルの構成を確認することができました。双方の確認できたデータを一時確保し、同一名称のファイルを開いてファイルBの整合性を確認してみましたが、物理障害を起こしていたクローンディスクからは一部ファイルの破損が発生していたため、障害が発生していないクローンディスクの一時取得データを復旧データとしてお渡し資することにしました。

復旧作業の結果

取得データのリストを作成し、お客様に作業完了のご報告としました。リスト上にある3ファイルほどをオープンアック人対象としてご指定いただいたため、オープン確認を行い正常に開くことができることが確認できたため、再度お客様にご報告し、復旧成功と反Dンいただきました。一時取得データを納品用媒体にコピーし、復旧データとしてお客様にお渡ししました。

担当技術者より

クイックマンでは、お客様にも障害状態をご理解いただきやすいように、論理障害、物理障害、重度物理障害と3つの障害状態に区分して案内を行っております。その中で、初期診断時に不良セクタと呼ばれるデータの読み書きが発生してしまったハードディスクについては、物理障害として対応を行っております。不良セクタが発生するパターンである程度のディスクの状態を判断してお客様にお伝えしています。今回の場合、一定のパターンで不良セクタが発生していたため、傷が入ってしまったことでデータの読み込みができなかったり、ファイル破損が発生してしまった可能性が高いです。傷が入るとデータの復旧ができないといわれているのが通説ですが、データ復旧作業が可能なパターンもあります。障害が発生してしまってデータをあきらめる前に、一度クイックマンにご相談いただければと思います。