データ復旧事例

修復画面が表示され修復が終わらないGateway製ノートパソコンからのデータ復旧(物理障害　修復画面から進まない　京都市南区　製造業)

投稿日：2021.02.20 更新日：2021.02.20

メーカー：Gateway (内蔵:東芝)
型番：NE574-S14G/F (内蔵:MQ01ABD100)
症状：自動修復が終わらず起動できない
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：4日

※オプション料金別

お客様より

2年ほど前に購入した社内でも比較的新しいノートパソコンなのですが、Windowsの更新があったので仕事終わりに実行し放置していました。翌日パソコンの電源が落ちていたので起動してみると自動修復の画面が表示されました。2時間程待ってみても画面が変わらず1度強制終了してみたのですが、次に起動しても修復の画面が表示され全く起動できなくなりました。

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診断の結果

内蔵されているハードディスクを取り出し、専用の機器で診断を実施しました。診断の結果、データ領域の一部分に不良セクタという読み取り不良を起こしている部分が確認できました。不良セクタの部分に対して読み取りの調整ができる専用機器で復旧できる可能性があったため物理障害として対応いたしました。

復旧作業にチャレンジです

障害が発生しているハードディスクから正常なハードディスクへのクローン化作業を行いました。まずは正常に読み取ることができる領域から先にデータを取り出し、次にエラーが発生している部分を調整を行いながら取り出しました。作業の結果99.99％以上の精度でクローン化が完了しました。完成したクローンハードディスクを解析しパソコンで使用できる形式にしました。

復旧作業の結果

解析の結果取り出せるようになったデータを一時確保し正常なデータであるかどうかの確認を行いました。一部破損はあるものの概ね復旧できておりましたので、当社環境でオープン確認を実施しました。30個中30個正常に開くことができましたのでお客様にも確認していただき、ご納品させていただきました。

担当技術者より

今回は2年程前からご使用されているノートパソコンのデータ復旧をさせていただいた事例でした。社内で一番新しいパソコンなのにとお客様は仰られておりましたが、データの書き込み・読み取り時や通電時の些細なトラブルで不良セクタが発生してしまうことがあります。早いものでは半年程しか使用されていないハードディスクでも不良セクタが発生することがあります。