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RAID機器のデータ復旧をご依頼いただくときの注意点【クイックマン】

2020.02.22

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先日は、NASのデータ復旧をご依頼される場合の注意点を紹介しました。
今回はその中でも、サーバーなどで使用されているRAIDという技術が使用されている機器についての注意点を紹介します。

 

①そもそもRAIDってなに?

ハードディスクが生まれたころのデータ容量は4.8MB、大型冷蔵庫2台分程度の大きさでした。それから技術確認が進み現在の大きさに落ち着くのですが、それでも数百MB程度という容量しかできませんでした。その当時からデータ容量の大容量化が問題でしたが、現在のような容量のハードディスクは存在していなかったため、複数のハードディスクの容量を結合してデータ容量の大容量化を実現する取り組みが生まれました。

それが、”Redundant Arrays of Inexpensive Disks”つまり、RAIDです。

一言でまとめると、RAIDは”複数のハードディスクを1台のハードディスクとして認識させる”技術です。

 

②RAIDレベルの確認

RAIDを構成するハードディスクの台数で、構築できるRAIDの種類は決まっています。また、複数のRAIDを組み合わせて運用されていることがあります。スタンダードな組み合わせは以下の通りです。

ハードディスクが2台の場合
→RAID0とRAID1のどちらかが使用されています。

ハードディスクが3台の場合
→RAID0とRAID5のどちらかが使用されています。

ハードディスクが4台以上の場合
→RAID0かRAID5もしくはRAID6のいずれかが使用されています。

メーカーさんによっては、型番上で表示されているものもあるため、一度ご確認いただくのがいいかと思います。

 

③障害が起きた時に行っていただきたくないこと

何かしらの障害が発生すること自体は致し方ないことです。ですが、障害が起きてからの対処の違いで、皆様の大切なデータを完全に失ってしまうことも、事実としてあります。 ズバリ!!行っていただきたくないのはディスク交換です。RAIDによってはディスク交換が可能な場合もあるためぜひ行ってくださいと言いたいです。ただ、データ復旧専門業者としては、障害が発生した場合、電源切ってそのまま持ち込んでくださいというのが常套句であり、技術者が苦い経験したうえでお願いしている事実です。

ディスクの交換を行うと、RAIDを最初から再設定されてしまいます。リビルドと言われるものです。ディスクの認識状態によっては、完全にデータが消えてしまいます。
ディスク交換やリビルド作業は、データ復旧作業が完了されてから行われることをお勧めいたします。

 

④ディスク交換やリビルド作業を行ってしまった場合

完全にデータの復旧ができないという訳ではないです。私たちもデータ復旧作業を行う価値は十分にあると考えています。郵送もしくは、お持ち込みいただく際に障害発生時点のディスクの構成が必要となります。メーカーサポートなどでディスク交換とリビルドのご依頼を行われると、障害ハードディスクを回収される場合がありますが、回収については必ず拒否し、お手元にて保管をお願いいたします。障害時点のディスク構成を構築できない場合、データの構成が元通りに戻ってくれないリスクが高くなるということをご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

まとめ

RAIDのデータ復旧は、障害発生時点のディスク構成があれば基本的にデータの復旧は可能です。まずはフリーダイヤルよりご相談いただき、無料診断をご利用いただくことをお勧めいたします。

 

 

 

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