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磁性体剥離によるデータ復旧|他社不可からの“一部でも取り戻す”最終手段

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今回は、クイックマンで最近多い「磁性体剥離のハードディスク」についてご説明させていただきます。

データ復旧の中でも非常に難易度の高い障害になりますので、お客様のご参考になれば幸いです。

はじめに:磁性体剥離とは何か?

磁性体剥離とは、

ハードディスクの記録面(プラッタ)の表面にある磁性層が、

経年劣化や磁気ヘッドのクラッシュを契機に剥がれてしまう重度物理障害を指します。

磁性体剥離が発生したハードディスク復旧ソフトはもちろんのこと、

一般的な磁気ヘッドの交換だけでは対処できず、

データ復旧の難易度が非常に高いことが特徴です。

メーカー系や大手復旧会社様でも磁性体剥離を理由として復旧不可と判断されていることも多くあります。

クイックマンでは、特別な工程やノウハウを使用することにより

磁性体剥離を理由として他社様で復旧できなったハードディスクからもデータを取り出せた事例が多くあります。

もちろん他社様で復旧不可になるほど、状態の良くないハードディスクですので

元々保存されていたデータを100%復元できることは稀ですが、

部分的なデータの復旧でもお客様のお役に立つことができご満足いただけています。

※クイックマンでは成功報酬制ですので部分的に復旧できたデータがお客様の不要なデータの場合は費用を頂戴していません。

 

<磁性体剥離の可能性が高い状況>

・他社で「プラッタの傷(スクラッチ)、磁性体剥離のため不可」と返却された。
・ハードディスクからの異音が発生後に何度も通電を繰り返している。
・お客様ご自身でハードディスクを分解され処置を行おうとした。
(塵や埃など異物今夕後の通電が原因)

 

ポイント:

磁性体剥離は疑われるハードディスクは通電を繰り返すほど傷(スクラッチ)が広がり、

読み出し可能領域が少なくなってしまうリスクが高まります。

症状が出たら通電は行わずにクイックマンにご相談ください。

 

なぜ磁性体剥離のハードディスクのデータ復旧は難しいのか?

1.磁性体剥離は「情報そのものの消失」だから

ハードディスクのデータが記録されるプラッタは

アルミニウム製やガラス製、セラミック製の円盤に磁性体をコーティングされたもので、

磁性体を磁化させることでデータを書き込み仕組みです。

つまり、磁性体にデータが書き込まれているので、

磁性体剥離(磁性体の損傷)はデータそのものが消失してしまっていると同じ意味になります。

 

2. 剥離片がプラッタの損傷を拡大させるから

磁性体剥離が発生すると剥離された磁性体が塵になりハードディスク内に付着・浮遊する状態になります。

一般的なハードディスクが動作する際には、

プラッタが1分簡に5400~7200回転しますので、内部に塵があることで、正常な記録面も傷つけてしまう可能性が非常に高いです。

データ復旧業者が異音発生時は不要な通電をさけるように、お伝えしている理由です。

 

3. 通常の磁気ヘッド交換作業では効果が低い場合はあるから

異音が発生するハードディスクのデータ復旧では、

磁気ヘッドというデータの読み書きを行うパーツの交換作業を行うことでデータを読み書きできる状態にハードディスクの状態を戻します。

しかし、磁性体剥離が発生したハードディスクでは磁気ヘッドを交換しても、

記録面の磁性体が剥離している箇所に接触することで磁気ヘッドが再度損傷してしまいます。

そのことが磁性体剥離のデータ復旧を難しくしいている最大の原因です。

この問題を解決する為に、クイックマンでは過去の経験を活かし様々なノウハウを蓄積しています。

 

4. SMR方式などによるプラッタの記録密度が高くなっているから

ハードディスクは年々、大容量化してきていてプラッタの記録密度を高くなってきています。

記録密度を高める為にハードディスクの制御システムも複雑化しており、データ復旧を困難にさせている原因の一つです。

 

ポイント

磁性体剥離のハードディスクからのデータ復旧は様々な原因が重なり、難易度が最も高い状態です。

同じデータ復旧を専門とする会社でもアプローチ方法は異なり、当然、結果も変わってきます。

ご依頼をご検討の際は、磁性体剥離のハードディスクからでもデータ復旧実績のある会社を選ぶ必要があります。

 

磁性体剥離に対してクイックマンのアプローチ(診断~復旧作業)

◆初期診断

通常ハードディスクの診断ではPC3000という専用機器で通電確認を実施しますが、

磁性体剥離が発生している可能性が高いハードディスクについては、

通電確認を行わずにお客様の了承を得たうえでハードディスクの開封を行い内部状態の確認を行います。

具体的には、「他社様での開封痕跡を確認した場合」や「磁性体剥離の可能性が高い型番」などに開封確認を行います。

プラッタの状態を確認しデータ復旧の可能性があるかどうかを判断しお見積りを確定させます。

通常、診断結果は即日でお伝えすることが可能です。

 

◆データ復旧作業

データ復旧作業は以下の工程で行います。

 

①ハードディスク内部のクリーニング作業

内部を特殊な溶液等を使用しクリーニングし剥離片を取り除きます。

②PCB基板の正常性確認

ハードディスク全体で通電確認を行うことが出来ない為、PCB基板のみで基板に異常がないかを確認します。

③磁気ヘッド交換

損傷している磁気ヘッドパーツの交換を行います。

④PC3000による状態確認、イメージ取得作業

通常のハードディスクでも実施する項目ですが、磁性体剥離のハードディスクでは内容が変わってきます。独自のノウハウが最も活かせる工程です。

⑤取得イメージの解析、データ取得作業

取得したイメージの解析を行いデータの取り出しを行います。

磁性体剥離からの復旧の場合は、

ファイルカービングという手法を用い欠損した情報を補いデータを復旧する場合もあります。

 

以上が作業工程となります。

通常の重度障害のアプローチでは①②の工程は行ず磁性体剥離のデータ復旧の時のみに行う作業となります。

また、④⑤についても、磁性体剥離している場合としていない場合で作業内容は異なります。

 

ポイント:

磁性体剥離のハードディスクについては、作業も症状を悪化させないことに最新の注意を計り作業を実施します。

通常作業に比べ時間がかかることもありますが、

お客様の大切なデータを一つでも多くデータ復旧する方針で作業を行っています。

 

磁性体剥離のデータ復旧成功事例

ケースA:他社数社で復旧不可だったハードディスク

他社数社で復旧できなかったというご相談は多くいただきます。

中には、診断時点でクイックマンでも復旧不可と判断する機器もありますが、

諦めずに作業を行った結果、お客様にご満足いただけるデータを復旧できた事例も多くございます。

 

ケースB:水没して時間が経過したハードディスク

ハードディスクの内部に水分が浸透してしまったハードディスクからのデータ復旧できる可能性は残されています。

データの記録面(プラッタ)の劣化具合にもよりますが、

復旧できた事例も多くありますので諦めずにご相談いただければ幸いです。

 

ケースC:お客様ご自身で分解されたハードディスク

データ復旧の知識や経験がない状態でハードディスクの分解を行うと、

記録面(プラッタ)を傷つけてしまって磁性体剥離を起こしていることが多くあります。

他のケースに比べても成功率が引くのかがこのケースです。

ただ、クイックマンではそういった場合も諦めずに作業を行いますのでご相談下さい。

 

まとめ~磁性体剥離のハードディスクのデータ復旧は是非クイックマンへ~

今回は磁性体剥離が発生したハードディスクからのデータ復旧についてご説明させていただきました。

お客様からよくいただくご質問に

「他社で復旧できないものがクイックマンなら、なぜ復旧できるの?」

という箏があります。

答えの一つとしては「作業方針の違い」という点があるかもしれません。

効率重視の専門業者様は、

時間をかけて作業を行えば部分的なデータ復旧ができるかもしれない状況で

費用対効果を考えて作業を止めてしまっている可能性があるのではないかと思うことがあります。

クイックマンでは、少しでも可能性のある限りできることを最大限に行う。

という作業方針でデータ復旧を行っていますので、そこに違いがあるかもしれません。

その過程で、得られる技術や知識があり、

1件1件は小さくても積み重ねることで大きなノウハウになると考えています。

磁性体剥離など難易度の高いデータ復旧は是非クイックマンにご相談ください!

 

データ復旧クイックマンの強み

データ復旧クイックマンとは、お客様の大切なデータをできる限りリーズナブルな価格でお救いすることをモットーに

大手データ復旧企業より独立した技術者集団です。

パソコンやHDDでは、累計5000件以上の復旧実績のあるエンジニアも在籍しており

ソフトウェア障害、ハードウェア障害の両面で技術力には自信があります。

どうしてもあきらめることのできないデータやシステム環境がある場合は、是非クイックマンにご相談ください!

 

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