データ復旧事例

神戸市灘区新在家｜停電後認識しないLANDISKから緊急データ復旧に成功－専用機器による夜間特急対応で解決！

投稿日：2025.07.08 更新日：2025.07.08

メーカー：I-O DATA(アイオー・データ)製
型番：LAN DISK Z HDL-Z4WL12I2　容量：3TB×4
症状：アクセス不可
障害：複合障害
期間：5日

灘区新在家 HDL-Z4WL12I2 データ復旧事例：お客様より

神戸市灘区新在家の製造業様より、「停電の後からLANDISK（I・O DATA HDL-Z4WL12I2）がまったく認識しなくなった」とご相談をいただきました。複数拠点で日々業務データを共有していたため、早急な復旧を希望されており、他社にも問い合わせたものの即日対応が難しい状況だったとのことです。「業務が止まってしまうので、一刻も早く復旧してほしい」と出張対応をご希望だった為、データ復旧専用機器を準備しお客様の元へ向かいました。。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

灘区新在家 HDL-Z4WL12I2 データ復旧事例：診断結果

現地にてデータ復旧専用機器を持ち込み、その場でLANDISKに搭載された4本のHDDを1台ずつ診断しました。その結果、4台中2台のHDDに多数の不良セクタが発生しており、通常のNAS修理・復旧方法ではデータを取り出すことが極めて困難な状態であることが判明しました。残る2台のHDDは正常に動作しており、RAID5の可能性が高い事が分かりました。

灘区新在家 HDL-Z4WL12I2 データ復旧事例：復旧作業実施

お客様から正式にご依頼をいただいた後、4本のHDDをすべてお預かりし、神戸三宮ラボへ持ち帰りました。
障害が発生していた2台のHDDは、特殊なデータ復旧専用機器を使用して物理的なクローンを作成。クローン作成の段階で読み取り不能セクタも複数発生していたため、高度なリードリトライとエラー処理機能を駆使して最大限データを取得しました。他社の一般的な復旧サービスでは、ここで復旧を断念する、またはエラー部分のデータを大きく失ったクローンを作成し復旧する為、復旧出来ない失われたデータが多いケースもありますが、当社では専用機器の独自ノウハウを活かし、正常な2台とクローン2台を組み合わせた仮想RAID環境を無事に構築。仮想RAID上で詳細な解析と整合性のチェックを行い、RAID情報の自動・手動調整を駆使してデータ領域を復元しました。
これにより、元のLANDISKが停止していた状態でも、RAID内部のデータに直接アクセスできる環境を整えました。

灘区新在家 HDL-Z4WL12I2 データ復旧事例：復旧作業の結果

復元した仮想RAID環境から最も重要な業務データを抜き出し、納品用の媒体に確保。お客様には神戸三宮ラボまでご来店いただき、実際のデータが正しく復旧できていることをその場でご確認いただきました。「停電後は半ば諦めかけていましたが、必要なデータがすべて取り戻せて本当に助かりました」と大変感謝のお言葉をいただきました。こちらとしても、重要な業務データが無事に戻せて安心いたしました。

灘区新在家 HDL-Z4WL12I2 データ復旧事例：担当技術者より

NASやLANDISKを利用されている場合、突然の停電や電源障害で複数台のHDDに一斉にエラーが発生することは珍しくありません。特にRAID環境の障害時には、絶対に再起動やHDDの抜き差しを繰り返さず、そのまま電源を落とした状態で専門業者にご相談ください。誤った操作をしてしまうと、RAID情報やデータ自体が損傷してしまい、復旧の難易度が急激に上がります。停電対策としてUPS（無停電電源装置）の設置や、定期的なバックアップもぜひご検討ください。

灘区新在家 HDL-Z4WL12I2 データ復旧事例：まとめ　

今回の「神戸市灘区新在家 LANDISK 停電後認識しない」トラブルは、複数HDD障害＋RAIDトラブルという非常に難易度の高いケースでしたが、高度なデータ復旧専用機器と技術で無事解決できました。万が一同様のトラブルが発生した場合も、慌てず専門業者にご相談いただくことで復旧の可能性が大きく広がります。お困りの際はお気軽にご相談ください。