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NAS/RAIDサーバーのデータ復旧方法を徹底解説いたします

2023.09.15

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NAS/RAIDサーバーのデータ復旧とは、

データ削除・故障などのトラブルが発生したNAS(ファイルサーバー)や

RAID(レイド)で構成されているサーバー機器から

専用機器(PC-3000等)を用いて必要なデータを取り出しデータをお渡しするサービスです。

最近では個人でもNAS/RAIDサーバーを自宅に設置し、データを共有したりパソコンや

スマートフォンのデータの外部保存先として利用したりする方も多いです。

データ復旧クイックマンでも個人のお客様からの

NAS/RAIDサーバーからのデータ復旧のご依頼が増えており、

去年のご依頼状況は、個人のお客様が20%、法人のお客様が80%程の割合となっております。

 

法人のお客様では、小規模企業様~大規模企業様までの

NAS/RAIDサーバーからデータ復旧のご依頼をお受けしており、

ハードディスクの搭載台数が2台のものから16台のものまで幅広くご対応させていただいております。

業務で使用されているため

「業務に影響が出ている」

「月末の事務処理に必要なデータが・・・」

「納品するデータ(画像や動画)が・・・」

といった緊急度が高いご依頼がかなり多いです。

 

「データ復旧を依頼するにしてもどんな手順でデータ復旧をやっているんだろう?」

「どんな基準で診断の結果や見積金額が決まるんだろう?」

といった疑問を持っている方は多いかと思います。

そこで今回は、NAS/RAIDサーバーのデータ復旧方法を徹底解説いたします。

 

NAS/RAIDサーバーの診断

 

NAS/RAIDサーバーからのデータ復旧をご依頼いただくと、

まずはPC-3000というデータ復旧のための専用ツールを用いて

搭載されているハードディスクの診断をおこないます。

 

①NAS/RAIDサーバーに搭載されているハードディスクの取り外し

NAS/RAIDサーバーにはハードディスクが複数台搭載されており、

RAID(レイド)が構成されているためどこにどのハードディスクが搭載されていたか等、

記録を取りながら慎重に取り外します。

 

②PC-3000による診断

NAS/RAIDサーバーは多くの場合で、購入した当時から使用しているハードディスクが搭載されています。

NAS/RAIDサーバー用の高耐久ハードディスクであっても一般的には寿命が約5年といわれている中で、

10年前の型番のハードディスクを目にする機会はよくあります。

そのため、ハードディスクに物理障害が発生していないかをデータ復旧のための専用ツール

「PC-3000」を用いて1台ずつ詳細に診断します。

 

ハードディスクに物理障害が見つかった場合

ハードディスクの内部にはデータを記録するプラッタと呼ばれる円盤(ディスク)があります。

そのプラッタに微細な傷があり読み取り不良が発生している場合(不良セクタの発生)や、

データの読み書きを行う磁気ヘッドが壊れかけている場合は物理障害が発生していると判断します。

 

ハードディスクに物理障害が見つかった場合は、

さらに「PC-3000」を用いて物理障害の処置を実施します。

「PC-3000」は、データ領域の読み取り時間の制御やヘッド制御など

ハードディスクの動作を制御することができる他、

ハードディスクの制御システムの修復作業もできるツールとなります。

ただし、「PC-3000」の使用についは、正しい知識と経験が必要となる為、

一朝一夕では使用することができず習熟が必要になります。

 

ハードディスクに重度物理障害が見つかった場合

データ復旧の専用ツール「PC-3000」でも全く制御ができない場合は「重度物理障害」となります。

ハードディスクから「カチカチ」や「キュルキュル」の異音がする場合や、

モータが回転し起動し始めすぐに停止してしまう場合、

通電をさせても全く何も音がしない場合などは重度物理障害の可能性があります。

重度物理障害のデータ復旧作業にはクリーンルームでハードディスクを分解し

損傷している部品の交換し応急処置をした後に専用ツールで動作を制御し

データを取り出す必要があります。

ハードディスクは使い切りの製品で本来修理することができませんが、

その修理不可の機器を無理やり動くように応急処置をするというイメージです。

多種多様なメーカー・モデル・年代のハードディスクの分解作業を行うには、

豊富な知識と経験が必要になるので職人技が必要と表現されることもあります。

 

ハードディスクに物理障害が見つからなかった場合

RAID(レイド)/ファイルシステムの解析

NAS/RAIDサーバーは RAID(レイド)を構成しているので、

1台のハードディスクに物理障害や重度物理障害が発生したとしてもデータにアクセスできることがほとんどです。

しかし、誤ってRAID構成情報の変更やフォーマット(初期化)をしてしまうことでデータが見られなくなる場合があります。

ハードディスクに物理障害や重度物理障害がない状態でデータが見られないためデータ復旧のご依頼をいただいた場合、

RAID構成の解析やファイルシステムの解析が必要となります。

RAID1、RAID0、RAID5、RAID6、RAID Z、シンプロビジョニングRAIDなどのRAID(レイド)の種類やそれぞれにブロックサイズやパリティ遅延といった一般の方では聞いたこともないような複雑な要素が絡んできます。

 

RAIDやファイルシステムの解析には構成する各要素を特定していき、各要素をパズルのように組み合わせる必要があるため、

データ復旧の経験・実績や根気が必要な作業となります。

 

まとめ

①NAS/RAIDサーバーでも重度物理障害まで対応できるデータ復旧業者へ依頼しましょう

 

②NAS/RAIDサーバーのデータ復旧実績が多いデータ復旧業者に依頼しましょう

 

③「業務に影響が出ている」、「仕事が止まっている」といった緊急度が高い場合は、

  データ復旧の対応が早いデータ復旧業者に依頼しましょう

 

データ復旧クイックマンとは

データ復旧クイックマンとは、

お客様の大切なデータをできる限りリーズナブルな価格でお救いすることをモットーに

大手データ復旧企業より独立した技術者集団です。

パソコンやHDDでは、累計5000件以上の復旧実績のあるエンジニアも在籍しており

ソフトウェア障害、ハードウェア障害の両面で技術力には自信があります。

どうしてもあきらめることのできないデータやシステム環境がある場合は、是非クイックマンにご相談ください!

 

 

クイックマン(S&Eシステムズ株式会社) フリーダイヤル:0120-775-200

 

 

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