データ復旧事例

アクセスができなくなったランディスク(HDL2-AA4)からのデータ復旧(論理障害　兵庫県明石市　アウトソーシング業)

投稿日：2021.07.20 更新日：2021.07.20

メーカー：アイオーデータ(内蔵：東芝)
型番：HDL2-AA4(内蔵：WD20EFRX)
構成：2TB×2台構成、RAID1
症状：アクセスできなくなった
障害：論理障害
費用：59,800円(税込65,780円)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

とある企業の旧システムで使用しているデータを新システムへ移行するためのデータ作成の依頼を受注し、20人ほどで入力作業を進めていました。昨日のお昼の休憩後ちょっとしてから作業者から入力データが保存できないということで確認してみると、なぜか電源が落ちていてあわてて電源を入れてみましたが、ランプが点滅するだけでアクセスができなくなってしまっていました。3か月ほどかけて入力したデータで、一から作業を行おうとすると、納期に間に合いません。入力したデータもそうなのですが、進捗管理などで使用しているエクセルなどもあるので、どうしてもHDLS2-AA4に保存していたデータが欲しいです。

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診断の結果

専用機器使用し、HDL2-AA4にて使用されているハードディスクの初期診断を行いました。2台とも起動から認識、データ領域へのアクセスまで正常に行うことができたため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

お預かりした2台のハードディスクのクローンディスクを作成し、RAIDデータ復旧専用機器にて保存されているデータの確認を行ってみました。すると、1台はデータまでのアクセスが正常に行えている状態でしたが、もう1台はパーティション情報などのデータが消失してデータが見つからない状態になっていました。データが見えないクローンディスクに対して解析作業を行い確認できたデータと、もう1台のクローンディスク内に保存されているデータとでファイルの整合性の確認を行い、保存データに催場ないことが確認できたため、データの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

一時得したデータ内のエクセルデータを中心に20ファイル程度のオープン確認を行ってみましたが、すべて正常に開けることが確認できたため復旧成功と判断し、納品用媒体へ取得データをコピー後、復旧データとしてお客様にお渡ししました。

担当技術者より

以前使用されていたNASが10年近く使用していて、買い替えてから1年経過するかしないかで障害が発生したとのことでした。今回は事故による機器破損でしたが、データ復旧エンジニアとしての経験ですが、導入してからわずか10日程度で障害が発生して、データ復旧のご相談をいただいたお客様もおられます。使用期間が長ければ長いほど、障害発生率は上がっていきますが、初期不良などを含めて同美優して早々に障害が発生することもありますので、データの扱いには十分にご注意ください。